兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」設計事務所です。
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この一年で一番「折り目」をつけた本!!

この一年で一番「折り目」をつけた本!!

1ヶ月ほど前に読んでしまっていましたが、フィリピンを見てから書評を書こうと
思っていたので今まで書かずにいました。

今日紹介するのは先日ヨーロッパで大変お世話になったオーストリア在住の
日本人指揮者である杉山さんに教えてもらった本です。

著者はアメリカ人のアレックス・カーさんで題名は「犬と鬼」といいます。
2002年発行の古い本です。
http://www.amazon.co.jp/%E7%8A%AC%E3%81%A8%E9%AC%BC-%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%96%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%82%96%E5%83%8F--%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC/dp/4062081016/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1398856619&sr=1-1&keywords=%E7%8A%AC%E3%81%A8%E9%AC%BC

現時点で新品は残り1冊、中古品は22冊ですが,幸いKindle版があるようです。

表題には
「数々の文化遺産、美しい国土、すぐれた教育制度、世界一の個人貯蓄、それがありながら
なぜ日本は道を踏み外すのか?」
と書かれています。

著者はアメリカ人ですが、少年時代に来日し、35年間を東京、四国、京都で過ごしています。
ですから、決して中途半端な日本評論ではありません。日本歴という意味では現在の私とそう変わらない
と思います。

私はいろんな人と話をするときに、「日本に鬱積する様々な問題がなぜ解決しないのか?」
的なことをよく話します。

其の大きな理由として、「多くの人が選挙に行って意思表示をしないから」
と考えています。

しかし、其の行かない大きな理由が
「選挙の重要性、自分で考えることの重要性が学校等で教わることがないから」
という原点にまで戻ります。

さらに突っ込むとそんな学校制度をつくっているのは官僚の中でも文部科学省です。

この制度を続けていれば、官僚から見れば、どれだけいい加減なことをやり続けても
全く反論することのない、彼らにとってはまさに理想的な国家を維持することができます。
これは歴史を振り返った時、その時、其の国の支配者が最も理想とした状況です。

しかしながら、その状態が長く続くと国全体の国力が弱まってしまい、結果として自分たちが
甘い汁を吸うための制度によって官僚本人まで不利益を被ってしまうという現実があります。

そのあたりのことは「私の頭の中を覗かれたのか?」と思うくらい同じ考え方が書かれていました。

そのあたりのことは、この著者でなくてもいろんなところで見かけるかと思います。

この著者が優れているのはその、日本の伝統的な美に対する圧倒的な感覚です。

「なぜヨーロッパの街並みは美しいのに日本の街並みは汚いのか?」
「なぜ日本には電柱と看板があちこちにあるのか」
「なぜ日本では数少ない景勝地である京都の街ですらグチャグチャにしてしまうのか」
「なぜ、日本では必要のない河川や海のコンクリート化をどんどん進めてしまうのか?」
「どうして、GDPは上位にいるのに幸福感が低いのか」

といったことが、合計17章にわたって分野ごとに詳細に書かれています。
中でも土木、建築に関する記述が多いのですが、建築士である私でも
「へえっ!!」と知らないことがたくさんありました。

例えばですが、
「1995年から2007年までの13年間に予定されている公共事業費は
 同時期のアメリカ(面積25倍、人口2倍)の3倍から4倍になるだろう」
みたいな具体例が山のように書かれています。

読めば読むほど馬鹿さ加減に嫌気が差してきますが、今の日本の官僚制度では
いったん動き出した官僚の慣性を止める力はありません。(著者もそう書いてますし
私も全く同感)

特にこの本は
建築関係者、教育関係者、政治家、環境関連業者、土木関係者、官僚、それから
子を持つ親、大学生・・・・あげるときりがないですが、そういう人たちに一人でも
多く読んでいただきたいと思います。

日本に生まれ、日本の学校に行き、日本人だけとしか付き合わない生活をしていると
まさにそれは「ゆでがえる」状態であり、その切迫した状態に気づくことは難しいと
思います。

一人でも多くの方にこの本を読んでいただきたいと強く思った次第です。
でもって読まれた方はぜひお互いに議論してみたいと思います。読まれた方からどんどんご意見
お待ちしております!!



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2組のOBのお客様から今日、新しい仕事の話をいただきました。

2組のOBのお客様から今日、新しい仕事の話をいただきました。

今日は、朝会社に行ってみると、初めてのお客様からメールが
来ていました。読んでみると「以前松尾さんが設計されたIさんという方が所有
する土地を買ったのですが、「松尾さんところが本当にお勧めです!」と言われたので
一度話を聞きたいです」という旨のメールでした。

これだけでも十分に嬉しいのですが

それに続いて5年以上前に設計した某医療系施設の院長先生から
「予想以上に商売繁盛しているので増築の設計をお願いしたい」
という話もいただきました。

どちらも、初期対応は素早くやらせていただきますが、最近来て頂いている
お客様には皆さん待っていただいています。

所員一同全力で業務を遂行しているのですが、一周先くらいまで埋まっている
状態で、さらにどんどん依頼が来ている・・・。最近そのような状態です。
消費税はUPしましたが、全く関係ないというどころか、逆に加速がついている
感さえあります。

そんな、嬉しい話のあとに、ちょっと情けない話もありました。
某企業から講演を依頼されているのですが、直前になっても
講演場所はおろか、時間すら伝えて来ませんでした。それに対し
メールを担当者二人に送ってもなしのつぶて・・・。埒があかないので
信頼のおける担当者に連絡しても、肝心の担当者からは結局いい加減な対応
しかありませんでした。

そもそもこの講演「忙しいから断りたい」と申し出たところを
先方が「どうしてもお願いしたい」と言われたから過密スケジュールのところをなんとか
時間を工面していたのです。

社内は別として、社外の人にあまりきつくものを言うことがないようにしています。
しかしながら、ここ数日のこの担当者2人の対応だけは我慢の限界を超えました。
経験を積んだはずの社会人なのにこんな基本的なこともできないということに対し、
大変情けない気持ちにさせられました。

自分、そして自社の社員は決してこのような対応をすることがないよう、改めて
皆で共有した次第です。




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今日1日で初めての敷地と建物を京都、滋賀で3件も見ました。

今日1日で初めての敷地と建物を京都、滋賀で3件も見ました。

今日は朝から京都に移動してとあるお寺の住職さんご家族が住む住宅の
打ち合わせで敷地を見に行って、ヒアリングを行いました。

以前から仲良くして頂いている京都のK工務店の社長さんから、
「うちで契約するお客様の住宅をぜひ松尾さんの設計で実現したい!」
という強い要望をいただきました。

本来京都は業務エリア外ですが、そういう事情だったのでお引き受けすることにしました。
京都の町中にお寺と旧住居がところ狭しと建てられおり、この街並みにあう住宅を
考えるとワクワクしてきました。

それが終わると、夏見工務店の夏見さんに迎えに来てもらってそのまま京都市内を
移動、同じく京都の方で住宅の設計を依頼してくださっているMさんが経営する
ビリヤード場に向かいました。体育館の如く広いビリヤード場でしたが
ほぼ無断熱に近い状態・・・。冬場は月間の電気代が30万もかかる(ほぼエアコンによる
暖房費用)とんでもない流血状態でした。これが節約できるのであれば、ぜひ
断熱補強したいということで、まずは現地検証ということで行ってきました。

さらに、同じくご自分で所有されている栗東の店舗も見に行きました。
こちらは面積が半分近くになるのですが、それでも冬場は20万もの電気代が
垂れ流しになっていました。

両方共改善案を考え、何年で元が取れるかをまずははじいてみようと思います。

あんなテナントは世の中に5万とあります。しかしながら、このオーナーさんのように
回収した方が儲かるということが分かっている方はほとんどいらっしゃいません。

ヨーロッパではこういう建物ができないように断熱性能にたいして最低基準が決められていますが
日本にはそれがありません。

住宅に関していえば、5700万戸ある既存住宅のうち40%が無断熱、、30~40%が微断熱
となっています。ドイツではこういう建物を2040年を目処にすべて高断熱化する政策をとっています。

日本では既存建物を高断熱化しようという動きはほぼ皆無です。

こういうことに全く手をつけないまま、原発をどうするのか?といったエネルギーを作る方の議論ばかりが
先行しています。エネルギーの安全保障の観点でいえば、10kwh余分に作るのも10kwh節約するのも
価値は全く同じです。それどころか将来のことを考えると節約の方がはるかに安全です。

これからやろうとしているこの断熱改修業務はヨーロッパでいうところの
「建築物理コンサルタント」的な仕事になります。
まずはこの2つの施設を皮切りにこういうこともどんどんやっていければと思っています。

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貧しくてもよく笑うフィリピン人、金持ちでも笑わない日本人

貧乏でもよく笑うフィリピン人、金持ちでも笑わない日本人

先日フィリピンの写真は紹介しました。マニラから離れれば離れる
ほど本当に自然が綺麗なところでした。

今まで海外視察といえばもっぱらドイツを中心としたヨーロッパばかりでした。

ヨーロッパは今でも世界の中の文化の中心として君臨しています。
中でもドイツから北の国は本当に豊かです。
街並みも綺麗で、ゴミも少なく、教育や政治制度も極めて高いレベルにある。
何より、様々な幸福度調査で必ずトップ5に入ってきます。
要するにありとあらゆる意味で世界中で最も成熟した地域であり
真の意味で「先進国」なんだと思います。

今までそれなりに海外には行ってきましたが、途上国と呼ばれる国は
中国で10年ちょっと前に広州に行ったのと、昨年上海を訪れたくらいしか
経験がありませんでした。

その中国よりも途上国であるフィリピンは私が今まで訪れた国の中で最も
貧しい国だと思います。

田舎では人はゆったりと暮らしているので、貧しさの負の側面はパッと見では
わかりません。しかし、マニラに来ると全く違います。路上を歩いていると
子どもたちがお金を求めてきますし、タクシーに乗ろうとすると3,4歳の女の子が
ドアの前に立ちはだかってお金を渡すまで頑として立ち去ろうとしません・・・。
同じ年頃の娘を持つ身としては複雑な気分になるところです。

また、マニラではバーに座っているだけで、普通のバーであるにも関わらず
売春目的の女性達が取り囲んで話しかけてきます。それだけではなく、勝手に
肩を揉んでくる男が現れ、終わるとチップを要求してきます。

社会勉強のつもりで彼女たちと話をしてみると日本で言うなら
ほとんど全員が「かなり不幸な境遇」です。

20歳くらいになるとほぼ全員子どもがいます。しかし、子どもは
田舎にいる母親が育てており、年に数回しかあえないようです。中には
14とかで子どもを産んでいるという人もいました。

しかし、みな本当に明るいのです。彼女たちに限らず、田舎のおじさんにしても
町を歩く子どもにしても住むところはバラック、(スラム街)服もボロボロ
ゲームなんか当然持ってないし、お母さんとは離れ離れ・・・。それでも
皆たくましく、かつ笑顔があふれています。

フィリピンでは法律的に離婚はできないそうです。
また、カトリックなので中絶もできません。なので、どこの家族も子どもが
7人とかそれ以上が普通にいます。若い女性が、海外にメイドにいくか水商売を
して家族を支える構図が浮かんできます。

よく、日本の水商売にきているフィリピンの女性がいますが、彼女らは日本に来ることが
できるだけラッキーな存在なんだそうです。

フィリピンでは1%の富裕層と99%の貧しい人で構成されているといいます。

最近の幸福学の研究で明らかになってきているのですが、
「GDPの高低」よりも「国内での貧富の格差」のほうがはるかに幸福感に
大きな影響を与えるそうです。

フィリピンの現状を見ていると、「みんなこんなもんだから別にたいしたことない」
というのが一番しっくりくるように思いました。

しかしながら、「働く場所がある」「働くことができる」ということがいかに
貴重なことかがあの国に行って改めてよくわかりました。

世界中の殆どの人が「言われたことをこなす」という社員になって働く能力は
多かれ少なかれ持っていると思います。しかし、「自分で会社を作って仕事を生み出す」
人が少なければ、当然ながらその下で働く人は行くところがありません。

働くことにリアリティを持てない若者が増えているように思います。
彼らこそフィリピンのようなところに飛び込み、20歳前後の子たちが
明るく振舞ながら生活を必死に支えているところを見ておくべきだと思いました。

私も20歳くらいのときにこの状況を見ていたら、今よりももっともっと大きな衝撃を
受けていたと思います・・・・

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浜松で新建ハウジングの三浦社長との共同講演が終わりました!

浜松で新建ハウジングの三浦社長との共同講演が終わりました!

今日は昼一から浜松にて地盤改良、断熱施工等を行っている
グラウンドワークスさんの主催で「時流予測セミナー」というのが開催されました。

私と新建ハウジングの三浦社長が呼ばれて、それぞれ80分ずつ話させていただきました。

いつもながらですが、三浦社長のお話は新鮮で今日もたくさんの気づきを得ることができました。

私の方はというと三浦社長には何度も私の講演を聞いて頂いたいることもあり、少しでも
違う内容を聞いていただきたいという思いから新しいスライドを中心に話を構成しました。

セミナーのあとは懇親会に突入したわけですが、今回はいつも仲良くしていただいている
仲間が結構たくさん来られていました。また奇特な方で「ずっとファンでした。私の
アイドルです!!」と中年のおっさんである私に言ってくださる同じく36歳の方も
いたりして面白かったです。

懇親会ではいろんな方とお話し、そして三浦社長ともある程度じっくりと話をすることが
できました。話すたびにいつもいろんな気づきをいただくことができます。

今日の講演が終わると4月の講演はとりあえず終わりです。
あとは事務所の業務を頑張りたいと思います。
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遅めの誕生祝いとフィリピン旅行の報告

遅めの誕生祝いとフィリピン旅行の報告

今日は朝からY邸の打ち合わせを行い、終わると同時に
姫路G邸の引渡しに向かいました。非常に喜んでくださっており、
毎度ながらこの瞬間のために仕事をしているといっても過言ではない
ひとときを過ごさせていただきました。

家に帰ると、誕生日に留守で空けていた私のために、妻と娘がケーキを作って
くれて、祝ってくれました。
IMG_20140423_201555.jpg
いくつになっても祝ってくれる人がいるということは嬉しいもんです。

さて、少し日が経ちましたが週末まで行ってきたフィリピンツアーの写真を何枚か
紹介したいと思います。

今回は前日東京でファイスト博士にあっていたので、早朝成田に集合して出発しました。
成田から飛ぶこと4時間でマニラに到着しました。日本時間より1時間遅い程度なので時差は
ほとんどなく、時間も含めて非常に楽です。

しかし、そこからがちょっと時間がかかりました。

まず、空港に降りてからイミグレーションを抜けるのに大渋滞、約1時間近く待たされました。

その上、やっとのことで荷物のところへ行くとスーツケースが出てきません・・・。

仕方なく紛失の手続きをして空港を去ろうとしていたら、空港の警備員さんが
「あったよ!!」と追いかけて来てくれました。アンラッキーからラッキーへの大転換
で気分が一気に盛り上がりました。

しかしながら、昨年のフランスといい、海外行きでスーツケースに貴重品を入れるのは
絶対にやめたほうがいいですね。さらにいうと手荷物に1日2日は生活できるようなものは
入れておくことも重要です。

そこから2時間ほどクルマで移動し、さらにそこから貸し切りのボートに乗りました!!
この景色が素晴らしく綺麗なのです。
IMG_20140417_171408.jpg
↑これから船に乗るところ

IMG_20140417_172237.jpg
↑船からの景色

でもって、乗船から約2時間、対岸のプエルト・ガレラまで行ったのですが、到着間際に夕陽が沈むシーンを
見ることができました!!
IMG_20140417_180523.jpg

正直写真では生で見た感動の1/1000も伝わりませんが、本当に本当に綺麗でした!!

しかも、到着するとそこは砂浜・・・。

砂浜にはリゾートホテルの従業員が首飾りとドリンクを持って5人位が出迎えてくれました。
これもまた感動!!

で砂浜からつながっているホテルの敷地に入るとすぐこの景色!!
DSC02925.jpg
(海⇒砂浜⇒プールとつながっている。プールの奥まで来てから振り返って撮った写真)

ちなみに昼間の風景はこんな感じです。
DSC02928.jpg

ここに2泊しましたが、到着翌日はこれまた貸し切りボートで海に繰り出しました。
向かったのは無人島でこんなかんじです。
DSC02936.jpg

写真の真ん中ちょい右辺りに小屋のようなものが見えていますが、ここがベンチとテーブルがある休憩所のような
ところです。ここにバーベキューを持ち込んでバーベキューを楽しみ、最後は及川社長がホテルに頼んで用意してくださったバースデーケーキで皆さんに祝っていただきました!!

いろんな誕生日がありましたが、生涯忘れることのできない誕生日となりました。

ちなみにここはサンゴ礁と熱帯魚がいっぱいです。水中の写真をお見せすることはできませんが、
水の綺麗さはこのとおりです。(本人の同意を得ていないので顔は伏せています)
DSC02937.jpg

このあと、小型のモーター付きカヌーに木の横棒とロープを付けたような乗り物を借り、
水面でバンザイするような姿勢のままロープを持ち、水面をそれなりのスピードで引っ張って
もらいながら、熱帯魚とサンゴ礁を堪能しました。

ダイビングもやったことがありますが、個人的にはダイビングよりもこっちのほうが全然楽しく
感じました。

食事に関しても、ご飯もあるし、鳥も豚も牛も美味しかったですし、お寿司だって食べられます。
同じ東南アジアでも一切の飲み物と食事が受け付けられなかった上海とはえらい違いでした。

上海はすべての飲食物から薬品臭がします。感覚的に4人から10人に1人しか気づかないようですが
私のように気づいてしまう人間にとっては死活問題です。すべての飲食物に「正露丸」が薄められて
入っているように感じるわけですから・・・。どんな料理もすべてが台無しです。

今日はここまでですが、又の機会に文化的な側面と個人的に感じた文化的なことを書いてみたいと
思います。










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ファイスト博士との対談&豊橋講演

ファイスト博士との対談&豊橋講演

今日は愛知県豊橋市にて講演してきました。
ちょっとだけですが、いつもと違うスタイルで講演にチャレンジしてみました。
完璧にこなせるようになるにはもう少し慣れが必要な気がしました。

もうすでに5日も前のことになりますが、4月16日に東京でファイスト博士に
対談したときの感想を書いておこうと思います。

昼過ぎに中国から羽田入りした博士は東京の首相官邸のすぐ横にある
キャピトルホテル東急にチェックインされました。そこのレストランの
個室にて森さんともども対談を2時間程度行いました。

簡単な質問やネットで調べればわかるようなことを聞いても仕方がないので
博士じゃないとわからないようなことで、常々疑問に思っていたことをきれいに
解消することができました。

博士と話しをしている中で博士がPMV(温冷感を測る指標)を開発した
デンマーク人、ファンガー博士のことを大変尊敬しているということが分かりました。

私も前々から「30年以上も前にあれだけ複雑な指標を開発したなんて、どれだけ
の天才なんだろう?」と思い続けていたので、気持ちがよくわかりました。

ですので、私のパソコンにも博士のパソコンにもPMVの計算ソフトがバッチリ
インストールされています。

対談が終わると、次は10名ちょっとでの懇親会を行うため、東京タワーの
ふもとにある「豆腐屋うかい」まで移動しました。
何度か行っていますが、日本人でもうっとりするような庭園のうしろに東京タワーが
入り込んだ景色は本当に絶景です。海外の方が来られた時にはとくにおすすめの
お店だと思います。

私の前にはファイスト博士、横にはドイツの大使が座られました。
ほかはすべて日本人ですが、博士と大使が話されるときは、我々でも理解できるように
英語で話をされました。私も建築に関することであれば集中すれば結構聞けるのですが
世間一般の話になると範囲が広すぎて全然ついていくことができなくなりました。
この日は昼から慣れない英語を聞くことばかりに脳みそが割り振られ、いつものごとく
思ったことをストレートに質問することが弱くなってしまいました。

自分の英語力の拙さが身にしみた1日でした。

食事中にも博士はいろんなことを上手に、かつ面白く教えて下さいました。
特に初めてのパッシブハウスを実験住宅として1991年に建てた際、
アメリカの環境、省エネ分野の権威であるエイモリ・ロビンス博士が
見に来た時の話は最高でした。

エイモリ博士が見に来た際
「君の言っていることは完全に間違っている」
と一発目から言われて、ものすごくショックを受けたそうです
しかし、次の瞬間エイモリ博士はこうおっしゃったそうです。
「この住宅は実験住宅なんかじゃない!これからの標準たるべき住宅だよ!!」
と・・・。当時若かったファイスト博士はこの言葉が非常に嬉しかったそうです。
しかしながら、ドラマのようにこんなセリフがすっと出てくるエイモリ博士も
さすがです!!(エイモリ博士も過去何度か紹介していますが、本当にものすごい
天才です!!)

また、ファイスト博士は「じゃあ次はこの話をしようか!?」
というセリフが多く、それに続いて「一コマ45分かかるけどね!!」
というオチが何度もあったのも面白かったです。やっぱり根っからの先生なんですね。

ということで、私はたった1日だけでしたが、ファイスト博士と貴重な時間を
過ごせたことは本当に貴重な経験でした。
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ついにLIXILからも高性能サッシの発表がありました!

ついにLIXILからも高性能サッシの発表がありました!

4月16日は前回お伝えしたとおり、3時頃から夜までファイスト博士と対談や懇親会に
いそしんでおりました。それはまた明日以降お伝えしたいと思います。

実は16日は昼前にLIXIL本社から私一人だけが呼ばれて今日プレスリリースが
あった新商品の解説をしていただきました。

http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2014/010_door_0421_01.html?tc=rss

社内でもかなりの箝口令を敷かれていたようなので社外でこのサッシを見ることができたのは
おそらく私だけではないかと思います。今日のプレスリリースまで口外しないという約束でしたし、
そもそもフィリピンに行っていたので更新することもできませんでした。
しかし、帰ってきたらそのプレスリリース発表日だったというわけです。

私は実物も見せていただきましたし、いろいろ見せてもいただきました。
しかしながら、今回のプレスリリースではほとんどなにも発表されていませんでした。
よって、私も何も話すことは致しません。いろんな人が聞きたいかと思いますが
発表があるまでは、仲間内やクローズドのグループ内でも話しません。

ただ、言えることはなかなかの商品を秋以降出してくるということです。
今までは高性能サッシの分野では2強のうちYKKAPの一人がちでしたがもう片方の
LIXILも本格参戦してくることは間違いなくなりました。

以前から様々なメディアで書いているとおり「2014年は窓改革元年」となることが
確定しました。

LIXILが高性能サッシを出してくれば、真の性能競争、もしくは一定性能をクリアした上での
価格競争になっていくことと思われます。本当に劇的に窓が変わっていくのが現実として
見えてきた素晴らしい発表であったと思います。(プレスリリースの内容はイマイチでしたが・・・)

なお、これからのサッシで重要になってくるのはU値でいうと1.5以下くらい、
外気温0℃室温20℃のときの下枠の内側表面温度が10℃を超える。
南面の日射取得率はできれば0.6以上、最低でも0.5以上。

東京や大阪といった旧Ⅳ地域においてはこのあたりが落とし所になってくると
思います。この性能が確保できていれば、必ずしもトリプルでなくてもいいですし
樹脂でなくてもいいと思います。そのあたり、間違いなきようお願いしたいと思います。
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明日は東京で建築界の偉人「ファイスト博士」と対談です!!

明日は東京で建築界の偉人「ファイスト博士」と対談です!!

明日は朝一から上京します。某サッシメーカーから「新製品を見てほしい」
という連絡を頂いたので午前中はそれを拝見しに伺います。
これはこれでものすごく楽しみです。

昼からは移動して断熱、省エネ住宅の世界では世界的権威というか
創始者というかとにかく神様的存在であるファイスト博士が来日します。

博士はドイツで1991年に世界初の超省エネ住宅であるパッシブハウスを
開発し、その後パッシブ研究所を立ち上げています。すでにパッシブハウスは
ドイツで2万棟以上が建築され、ドイツでは2015年以降義務化されようと
しているというほどです。それどころかEU全域のスタンダード的存在となりつつあり
その他の地域でもどんどん普及拡大していっています。

1人の人間の意志の力でここまでのことをやりとげたということは本当に
ものすごいことだと思います。そんな博士と明日は対談できるわけです。これほど
貴重な体験は人生長しといえど、そうあることではないと思っています。

明日はそのまま東京に泊まって、明後日早朝から成田空港に移動し工務店社長
仲間とフィリピンの視察ツアーに行ってきます。帰ってくるのは日曜の夜に
なります。フィリピンのネット環境がよくわからないので更新ができるかどうか
微妙です。また、明日の夜も懇親会等で遅くなる可能性が高いので更新
できないかもしれません。

ということですので更新がなかったとしてもご理解ください。
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「車のエアコンは家庭用エアコンより30年ほど進んでいる」という内容を見つけました。

「車のエアコンは家庭用エアコンより30年ほど進んでいる」という内容を見つけました。

最初に今週末の姫路での講演会を再度告知しておきます。参加希望の方はご予約ください!
http://www.matsuosekkei.com/kengakukai.html

ずいぶん古い本ですが、私が大好きな自動車評論家で福野礼一郎さんという方がいらっしゃいます。
彼の本で「クルマはかくして作られる」という本があります。2001年の本なのでもう13年も前の
本ですが、彼が他の自動車評論家と大きく異なるところは、ほとんどの自動車の部品工場を実際にまわり
その仕組まで含めて研究し、また自分である程度理屈を理解できるところまで掘り下げているところです。

自動車評論家もいい加減なコメントが多い人が多いと感じる中で気骨あるコメントをする数少ない
方だと思っています。

そんな彼の本をじっくり読んでいると
エアコン工場を見学しているところがあり、デンソーさんを見学した時の様子が書かれているのを発見しました。
エアコンの仕組みは熱がわかっている人にとっても少々難しいところがあるのですが、非常に分かりやすく説明
がされていました。おそらく今まで見た中で最もわかりやすい説明であったといえるでしょう。

その中でも特に面白かった部分を抜粋して書いてみたいと思います。
・カーエアコンというのは家庭用エアコンよりずっと強力なんです。例えば冷房能力で比べますと、家庭用エアコンでは 一般的に6畳間用で2.5kW(これは少々間違いで実際には2.2kW),10畳用で4kW(同2.8kW)くらいのものが使 われているんですが、クルマの場合は車室内の床面積2.5畳分に対して5kwですからね。(5kwの冷房能力は1 6畳用に相当)単純計算5倍ですよ。住宅と違ってクルマの車体は断熱がなされていないので炎天下車内はすぐに50
 ℃60℃になる。これを数分間でクールダウンするにはそれくらいの大容量のやつじゃないとまったく役に立たないん
 です。

・カーエアコンは大きさ、重さともに家庭用エアコンの3分の1か4分の1程度しかないはずだ

・「コンパクトなのに家庭用よりずっと強力というカーエアコンの秘密は技術的にはどのあたりにあるんでしょう」
 「まあ言ってみれば各構成部品の効率ですね。エバポレーター、コンデンサー、コンプレッサー、この20年間で
  どんどん気候的に進歩して小型軽量化、高効率化してきています。家庭用エアコンに使っている各ユニットはクルマ
  でいえば1970年代のレベルですからね」(この本が書かれた2001年からすると30年遅れに相当)

・「最近の家庭用エアコンはようやくエバポレーターの下流に電熱ヒーターを入れて「除湿モード」で冷気を温めて出す なんてのが出てきましたが」(再熱除湿のこと、私がいつも行っている「ドライ運転は冷房運転よりエネルギーを食い ますよ」という理由)「ははあ「夜寒くならない除湿ができる」ってさかんに宣伝している・・・」「クルマではとう の昔からやってるんですけどねえ」

とまあこんな感じです。実際の本には部品や工場の写真もふんだんにあり、解説も本当に丁寧です。エアコンのページのためだけでも読む価値はあるといえます。

住宅の断熱、省エネ技術全般ではドイツに大幅に遅れている日本ですが、カーエアコンに関してはオペル、BMW、アウディ、ポルシェ、VWといったそうそうたるメーカーがデンソーの製品を採用しているそうです。やはり設備に関しては日本の技術力は世界一だということでしょう。

また車の平均部品数は3万点と言われています。仮に車1台300万円としてもひとつの部品の平均単価は
100円となります。超量産効果によって超高性能な部品が超ローコストで採用されている・・・。
自動車というのはその出来具合にたいしてあまりにも安い商品だということらしいです。住宅業界とは
全く真逆の業界といえるかもしれません。

だから自動車業界の人が大手住宅メーカーの工場を見ると生産性の低さに愕然とするということなんでしょう。
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