兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」設計事務所です。

このまま行くと住宅メーカーも地方工務店も一条工務店に太刀打ち出来なくなるでしょう。

このまま行くと住宅メーカーも地方工務店も一条工務店に太刀打ち出来なくなるでしょう。

今日は兵庫県内の姫路市にあるパワービルダーさんの社員向け講習を依頼されたので
行ってきました。

ほんの数年前まではパワービルダーさんが高断熱高気密やパッシブデザインといったことに
興味を示すことはほとんどありませんでした。しかし、最近こういった会社が興味を示すようになってきました。

そこには間違いなく一条工務店の一人勝ちが影響していると思われます。

今大手住宅メーカーは新築着工戸数が人口減とともに減っていくという現実に直面しています。
ダイワハウスなどはすでに戸建住宅部門は見切っているという話も聞きます。

ほんの10年位前までは大手8社とか言われているなかに入りもしなかった一条工務店が
今や、3位とか4位あたりにまであがってきています。私が全国回ってきた38都道府県の
ほぼすべての地域において唯一確実に右肩上がりの成長を続けています。
このままのペースで行くとほぼ確実に10年以内に住宅最大手になると思われます

皆さんご存知かもしれませんが、一条工務店のQ値は0.7、C値も0.5台とうたっています。
おそらくですが、60坪の総二階のようなかなり有利な計算をしていると考えられるので実際にはQ値は
1.2程度ではないかと思います。それでも素晴らしい性能です。実際、先日新規のお客様が
たまたま一条のカタログを見せてくれましたが、そこには前々から噂されていた樹脂のトリプルガラスが
掲載されていました。しかも一番外側は防犯ガラスになっているので、ガラスの枚数は4枚ガラスにも
なります。こんなの、ドイツのフェンスターバウ(窓博覧会)ですら見たことがない代物です!

しかも太陽光も格安で大量に載せることができます。しかも坪単価は積水ハウスなんかより
はかなり安いのです。これは売れるに決まっています。費用対効果の観点でいうと
他の住宅メーカーとは比較にならないわけです。

なぜ、こんなことができるかというと、窓、フローリング、キッチン、ユニットバスに至るまで
ほとんどの建材をフィリピンの自社工場で製作しているからです。日本の大半の住宅メーカーは
他社が作った建材をOEMのような感じで使っている事が多いのでどうしても製造コストの
観点でも中間マージンの観点でも高くなってしまいます。

というわけで、一条以外の住宅メーカーの経営陣は「断熱なんぞに力を入れても
営業力が上がるわけでもなく、価格だけが上がって逆に儲からんようになるだろう」
といった前近代的な判断から抜けきることができず、少しづつですが一条に市場を
明け渡してきました

この傾向は今後も更に続くと思われます。

しかし、市場を奪われるのは大手メーカーに限ったことではありません。
大半のパワービルダーと呼ばれる会社は飯田グループの超ローコストには太刀打ち
できません。かといって、自分たちより少々コストは高いけれど、生涯コストで見ると
自分たちよりずっと安い一条工務店にも市場を奪われるのは必然です。

しかし、ここに一条に勝つ秘策があります。それがパッシブデザインの手法です。
一条の住宅はたしかに
「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」
というわたしどものモットーを実現しています。

しかしながら、その手法は少しことなります。
高断熱、高気密までは同じですが、
そこから先が違います。

一条工務店は冬の日射取得や夏の日射遮蔽はほぼ無視した設計を行います。
それでも、冬は超高断熱、高気密でできるところまでカバー
夏は素性の性能ではかなり暑くなるので全館冷房
+それに必要なエネルギーは大量の太陽光発電でカバーという
あくまで力技による手法をとっています。この方法が悪いというわけではありませんが
これは、一条のように、フィリピンで大量生産する会社にしかできないやりかたです。
積水ハウス、飯田グループをもってしても真似することはできないでしょう。

翻って我々が推奨するやりかたは、断熱性能は多少おちるかもしれませんが、
冬の日射取得、夏の日射遮蔽を徹底します。その結果、
健康、快適、省エネ、経済性の度合いは一条と変わらないか、それを上回る
ことすら可能になります。これは、大量生産方式の一条には決して真似ができない方式です
もちろん、特殊な敷地形状や要望にも対応可能なのは言うまでもありません。

今回の記事、すべての実務者にとって、非常に重要な内容です。よーく理解して
腹に落としておいていただければと思います。

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「原発比率20~22%」案に最後まで異を唱えた気骨ある委員

「原発比率20~22%」案に最後まで異を唱えた気骨ある委員

「長期エネルギー受給見通し小委員会」の委員である
橘川武郎教授がその人です。

つい最近、私も記事を掲載した
月刊スマートハウスという雑誌に掲載されていて
http://smarthouse-web.jp/book/no-5%EF%BC%882015%E5%B9%B47%E6%9C%88%E5%8F%B7%EF%BC%896%E6%9C%8820%E6%97%A5%E7%99%BA%E5%88%8A/
この人の意見はもっともだ!!と思わされました。


どこかで聞いたことがあると思って調べてみたら
3年前に電力会社の原子力部門に務めている専門家の
友人から「原発について客観的な意見を分かりやすく勉強したいなら
これを読んだらいいよ」
と進められたのがこの教授の本でした。
http://www.amazon.co.jp/%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E6%94%B9%E9%9D%A9%E2%80%95%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E5%A4%A7%E8%BB%A2%E6%8F%9B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A9%98%E5%B7%9D-%E6%AD%A6%E9%83%8E/dp/4062881454/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1435298010&sr=1-2&keywords=%E6%A9%98%E5%B7%9D%E6%AD%A6%E9%83%8E

原発推進側の友人が推奨する本なのに、日本の原発史の裏の黒い部分が
こってりと書かれていて、気が重たくなった本でした。しかし、彼が客観的というからには
原発反対派がでっちあげた内容ではないということは確実です。

そんな教授が今回書いていた内容をまとめて見たいと思います。

・政府の考える2030年の原発比率は20-22%であるが、教授は15%が妥当と考えている
 なぜなら現行の40年廃炉基準できっちり運用していいくと、原発は全43基中25基が
 廃炉となり、18基しか残らない。最大限譲歩して建設中の島根3号機を入れても20基
 であり、これが70%の稼働率で運転してようやく15%にしかならないからだ。

・つまり、20-22%という比率は運転延長が前提となっている。

・しかもいろいろと試算すると可能性のあるものは全て延長するという考え方が
 前提となっている。法律上は原則40年廃炉と定めているにもかかわらず、例外措置を
 通常だと読み替え、本案は成り立っている。これは「可能な限り減らす」としてエネルギー
 基本計画と比べて明らかに公約違反である。

いかにも国がやりそうなことだと改めて思いました。

実はこれと同じことが赤字国債についてもいえます。
昭和52年(今から38年前に)
国会にて「今回一回だけ、禁じ手の赤字国債を発行します!!」
と赤字国債を発行しました。
その結果
昭和53年も「もう一回だけ!!」
昭和54年も「もう1回だけ!!」




となり
平成27年現在では当たり前の年中行事となり
世界最悪の財政状況の国になってしまいました。

節操がない・・・とはまさにこういうことを言うのでしょうが
銀行には自己資本比率がどうの・・・
企業には環境規制・・・・
とか言いながら、自分自信には極めて甘い・・・

人間同士のつきあいでも、企業同士のつきあいでも
人に厳しくしようと思ったら自分にはそれ以上に厳しくないと人は
動いてくれません。

それ以前に、人にだけ厳しくして自分に甘い人ほどかっこ悪いものはありません。
こんなかっこ悪い国というか制度をやっている当の本人たちは自分たちの腐臭に
気づいているのかいないのか・・・

まあ、批判はこれくらいにしておきますが、
この記事以外にも
・2030年の太陽光発電比率は現時点の認定を受けている太陽光発電施設が全て施工されたら
 すでにオーバーしているという矛盾・・・

等々なかなか他の雑誌では見られない濃い記事が満載されています。
マイナーな雑誌ではありますが、今月号は買いではないかと思います。
ぜひご一読頂ければと思います。
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新宿御苑→打ち合わせ→ビッグサイト対談

新宿御苑→打ち合わせ→ビッグサイト対談

今日は午前中少しだけ時間があったので新宿御苑にいきました。
最近JAPANCLASSという本を読んだのですがその本に
外国人が東京で訪れたい場所ランキングというのが書いてあり
その1位が新宿御苑でした。

外国人が一番行きたいところなのに自分がいったことないというのは
おかしい!ということで早速行ってきました。新宿駅から徒歩10分
ほどのところにありますが、一周4kmほどの空間が見事な緑地と
なっています。非常に暑い1日でしたが、木影はそれなりに涼しく
約1時間で一周回ることができました。

東京は皇居、明治神宮、新宿御苑と大規模の緑地がたくさんあります。
これが東京の魅力を倍増させていることは間違いないと思います。

それが終わると都内某所に移動・・・、某大手建材メーカーから
アドバイスを求められていたのでその打ち合せに行ってきました。

今このような相談を持ってくるメーカーが増えています。
定期的にお付き合いしているだけでも5社くらいあります。

それが終わると駆け足で東京ビッグサイトまで移動

坂本建築研究所理事長
岩前近畿大学学部長とともに
対談という非常に恐縮する対談に参加させていただきました。

住宅の長持ち、耐久性、居住性ということでの対談でしたが
岩前先生ならではの前提条件から疑問をなげかける手法で
話が非常に根源的かつ深いところまで行ったように思いました。

さらにそれが終わると会場近くのホテルにて関係者だけの
懇親会。7時過ぎに会場を後にし、今新幹線にてブログを書いています。

ということで、2日間の上京でしたが、今回もたくさんの刺激をいただくことが
できました。
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慶応大学にて人生初の半?英語講演をしてきました!

慶応大学にて人生初の半?英語講演をしてきました!

今朝はいつもどおり娘をスクールバスまで送って行ったあと
新幹線にて新横浜まで行き、藤沢までやってきました。

せっかく藤沢までやってくるということで、最近はまっている
蔦屋書店の湘南Tsiteにまずは行きました。

代官山と同様に本当にいい雰囲気でまとめられており、何時間でも
いたいと思わせる空間でした。

見学し終わってから慶応大学SFC藤沢キャンパスまで移動。
このキャンパスは慶応大学の中でも一番新しいらしく、まだ出来てから
20年くらいだそうです。

前にも言いましたが、非常に注目している大学でした。
下記の記事を読んでいただければ分かるのですが
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130801/251791/?rt=nocnt

記事にも書かれていますが、社会起業家など社会で活躍している人材の多くがSFC出身で、全大学・全学部の中でも断トツに多いという調査結果が出たらしいのです。代表的なところでいうと、クックパッドの創業者もここの出身です。

ということですが、最寄り駅の辻堂駅というところからバスで行ったのですが、バスでも30分ほどかかりました。
とにかく郊外という感じ・・・学生さん達はものすごく勉強に集中できそうな環境でした。

恥ずかしながら遅刻しそうな勢いでの到着でしたが、
到着の瞬間から講義をスタートしました。英語でパワーポイントを作っていたので
読めるところ、即興で英語を作れるところは自分で解説しました。

しかし、複雑なニュアンスまで瞬間的に英訳するだけの英語力はありません。
そこで呼んで下さった池田教授自らがそういうところを逐一通訳してくださいました。
本当にありがたかったです。

学生さんも「へえ!」という顔や笑顔があり、手応えはありました。また留学生も
何名かいましたが、「日本の家は寒いよね?」と英語で確認すると笑いながら
うなずいてくれました。

ということで、つつがなく講義は終了しました。そのあと、昨年ビッグサイトに
建設されていたエネマネハウスを慶応大学に移設し、今もデータを取っている
ところを見せていただきました。

それが終わると次は戸塚経由で鎌倉まで移動・・・

今更なんですが、1年ちょっと前に移転した森みわさんの事務所
兼パッシブハウスジャパンの本部に行ってきました。もちろん森さんとは
年に何度も全国各地で会ってるのですが、鎌倉であわなければならない
理由がほぼまったくなく、その結果、今まで行かずじまいとなっていました。

鎌倉らしい古民家を森さん流に上手にリノベーションして魅力的な空間になっていました。
ちょうど夕方にお伺いしたのですが、偶然たくさんの方が集まっており、そこからいろいろと
用意してくださった料理を広げてパーティのような感じになりました。

新メンバーがたくさんおり、場所も変わっているのでとても新鮮な感じがしましたが、
いい雰囲気の事務所になっていると感じました。

それが終わると、東戸塚に移動し、久々にTさんにお会いし、近況確認、
その後、東京まで移動してきて、ようやくホテルにたどりついたという次第です。

今日も本当にバタバタの一日でしたが、いろいろと脳みそに刺激を受けまくった
1日でした。出会えた皆さんに感謝したいと思います。




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子供の吸収能力は驚くべきスピード

子供の吸収能力は驚くべきスピード

先週からですが、日曜日の午前中に娘とプールに行くようになりました。

できれば、スイミングを習わせたいと思っていました。
私自身、小学校6年間習ったおかげでいまだに水泳は得意ですし
海で泳ぐのもプールで泳ぐのも心から楽しめます。この楽しみを
娘にもぜひ体感してもらいたいと思っているからです。

ところが学校がある日はスケジュール的に
厳しく土日に入れてしまうと、家族で遊ぶ時間がなくなります。

そこで、その両方を解決する方法として
「自分で教えたらいいか・・・」
となったわけです。

なにを隠そう・・・というほどではないのですが、大学時代に
イトマンスイミングスクールでインストラクターをやっていました。
下は3歳くらいから上は小学校高学年の個人メドレーまで・・・
ひと通り教えました。一応教える方もプロでした(お金をもらっている
という意味で・・・)

ただ、やはり難しいのは親子となると子供に甘えが出るし、
親も甘くなりがちだということ、だからといって厳しくして
楽しさを失ってしまったら元も子もありません・・・

そこで、娘と約束しました。「プールに行ってるときはお父さんが
先生だからね。学校で先生のやることにいちいち嫌だとか
言わないでしょ・・・」

と、一応娘も納得し、先週から練習が始まりました。

うちの娘はシャンプーですら未だに上向きでやってます。
顔をつけるのもおぼつかない状況でした。しかし、先週第1回目で
ビート板を持ってヘルパー(腰につける浮き)付きではありますが、20mくらいバタ足が
できるようになりました。それだけでなく、水中で鼻をつまんででんぐり返りまで
できるようになりました。浮き輪もヘルパーもなくても深いプールでの恐怖心がなくなったようでした。

そして今日・・・
なんとビート板、ヘルパー両方ともなしで、前に両手を重ねてバタ足ができるようになりました。
通常だとここまでくるのに早くても2ヶ月はかかると思う進歩でした。

こうなるには2つポイントがあります。

実はスイミングスクールの先生の大半がアルバイトです。教え方は人によって
マチマチです。皆さん泳ぐのは平均以上に上手な方が多いですが、教え方に関しては
かなりのレベル差があります。本当にうまい方もいらっしゃいますが、そういう方は
小さい子を教えるクラスにはまず出てきません。

また、泳ぎ自体が非常にうまい先生の場合、圧倒的な量を泳いでくる中で自然に
ムダのない泳ぎができるようになった方がほとんどで、その過程がわからない方も
いらっしゃいます。

私の場合、得意といっても、小学校6年間習ったくらい、全国レベルでもなんでもありません。
だからこそ、大人になってからも趣味で続けている水泳においてどうやったらより上手に泳げるのかを
考えながら泳いできました。その結果、これから習う人にどのように教えたらいいかということが
よくわかるようになりました。また、複雑なことをわかりやすく紐解いて人に教えることが好きな
性分でもあります。

次に、マンツーマンであるということです。スイミングスクールだと一気に10から15名とかを教えます。
この場合、ひとりの子のためにアドバイスできる時間などごくわずかしかありません。これがマンツーマン
だと逐一悪いところに補正をかけることができます。

その結果、非常に短い時間でも驚くほど上達することが出来たのだと思います。

実際今日の帰り際には教えてもないのにクロールの両手回しをし始めていました。

夏が目前に迫っているからか同じように親と一緒に来ている子供さんがたくさん
いました。しかしながら、適切な教え方ができている方がおらず、皆さんほとんど
上達が見られませんでした。

「そこはこうするんですよ・・・」喉元までその言葉が出そうになりましたが、
余計なお世話だと思い、娘のコーチに専念してました。

しかし、子供の吸収能力には本当に驚かされるばかりです。


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デンマーク-日本技術移転プログラムで東京に来ています!

デンマーク-日本技術移転プログラムで東京に来ています!

昨日は従来の世界観の中での頂点に位置する方にお会いしましたが、
今日はこれから、未来の世界観の中で最先端に位置する方々とミーティングです。

IMG_20150617_134018.jpg


このプロジェクトはISEP(環境エネルギー政策研究所)がデンマーク大使館と協力して
デンマーク政府の強力の元、デンマークのバイオマス技術を日本に普及させようというプロジェクトです。
先日デンマーク大使館で打ち合わせしたのものこのプロジェクトのためです。

ほとんどの日本人がご存じないと思いますが、デンマークはバイオマス技術に関しては
環境先進国ドイツをはるかに上回る技術を持っています。

そしてその技術はデンマークという小国の田舎のお金と人とエネルギーを地域内で
まわしていくということに大きく貢献しています。

もみがら、木のチップ、牛糞、豚糞、鳥糞、あらゆるゴミ・・・
彼ら(デンマーク人)に言わせると「廃棄物」という言葉は存在しないといいます。
全ては「熱エネルギーの素である」と・・・

実際、今回のプロジェクトでは北海道から九州まで23の自治体が実際に導入を検討しはじめています。
今日本の地方は消滅の危機に瀕しているというのはよく言われるところです。

しかしながら、地域で使用するエネルギーは外国から輸入し、貴重なお金は外国に流れ雇用も
生まれません。しかし、バイオマス技術をうまく導入すれば、環境被害になり、処理費用すらかかる
糞ですら、エネルギーになり、熱になり、お金になり、雇用になるのです。地域が回るもとになるのです。
こういったことを書いた藻谷浩介さんの里山資本主義という本がベストセラーになったのは
記憶にあたらしいですが、自民党の政策とは全く反対といってもいいやりかたであるともいえます。

自民党を中心とした中央政府のやることにはほぼなんの期待も持てませんが、
やる気のある首長、担当者を中心とした地方自治体には目を見張るものがあります。
私が5年ほど前にモデルハウスの設計を担当させていただいた、岡山県の西粟倉村も
今回の23のうちのひとつに含まれています。

すでに西粟倉村は若者のIターン、全国の自治体からの見学者、メディアからの取材が
後を絶ちませんが、こういった先進的地方自治体が成功し、その成功例が全国に広がって
いくことを願うばかりです。私に何ができるかはまだはっきりしませんが、できることは協力
していきたいと思っています。
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過去最高、約900名の方に講演させていただきました!

もう1日経ってしいまいましたが、昨日はLIXILの大阪にて講演でした。
会場はグランキューブ大阪。

500名まで収容できる会場は大阪に何箇所かあるようですが、1000名収容できる会場は
ここしかないそうです。

今までの最高記録は400名だったと思います。今回は一気に倍を上回る
900名でした。とはいえ、LIXIL社員が約300名いたので実質的な来場者は600名弱くらいだったようです。

こういう数を聞かれた方はみなさん驚かれますが、話す側からすると50名を超えたくらいから何人でもほとんど
変わりません。むしろ、人数よりも会場の広さに対する密度感の方が多い少ないのイメージに大きな影響が
あるくらいです。

講演中は写真が取れないので、合間に撮った写真がこんなかんじです。スマホのカメラでは
部屋が広すぎて入りきりませんでした。
IMG_20150616_150059.jpg

プログラムはこんな感じでした。
IMG_20150616_140144.jpg

主催者挨拶は、なんと藤森社長自らのご登壇でした!
いろんな社長にお会いしましたが、今まで私がお会いした社長の中で最も大きな企業の社長です。
しかも、フォーブスの表紙を飾った方と直接話をしたのも初めての経験でした。

藤森

藤森社長はLIXILに来られる前、GE(ゼネラルエレクトリック)の副社長まで上り詰めた初めてのアジア人ということで
どういう方なのか?どういう話をするのか?ということについて非常に興味がありました。

興味のある方はこちらの記事が分かりやすいかもしれません。
http://globe.asahi.com/breakthrough/090202/01_01.html

また、GEという会社がどれほどの企業かということはWIKIの解説を読めばよくわかります。


2008年フォーチュン・グローバル500では売上高ランキングで世界12位、純利益ランキングで世界3位。

2008年フィナンシャル・タイムズ・グローバル500では世界3位。

2008年フォーブス・グローバル2000では世界2位。

  2008年ビジネスウィーク・トップブランド・ベスト100では世界4位。

このように、世界でも3本の指に入る超大企業です。

そこに、何のコネもなく、語学の壁もある外国人が完全なる競争社会において2番手まで上り詰める・・・
どれだけの才能と努力がなければここまで辿りつけないのか?想像しただけでもクラクラするような
領域です。

本当に恐縮ながらこのような方が先に挨拶していただき、そのあとで話をするということが、実は一番
力が入ったかもしれません。

ということで、その時の1枚です。
IMG_20150616_150419.jpg

大企業の重役だから偉いとかいう考えはありませんが、単純に競争社会アメリカで上り詰めた
能力と努力にはただただ感嘆せざるを得ないという感じでした。英語ですら満足に話せない私からすると・・・

ということで、非常に充実した1日でしたが、懐かしい人も来てくださっており非常にうれしくもありました。










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7月5日(日)に神戸市北区にて見学会を開催します(予約制)

7月5日(日)に神戸市北区にて見学会を開催します(予約制)

約1ヶ月半ぶりとなりますが、神戸市北区にて見学会を開催します。

http://www.matsuosekkei.com/kengakukai.html

ちょっと久しぶりですが、1階天井の構造材がよく見える構造となっています。
また家族の人数が多いこともあり、面積の割に個室が多いのも特徴です。

しかしながら、その個室の引き戸を2枚引き込み戸を多用することに
より普段は大きな空間としてつながるような設計としています。
そういう意味では今までの松尾設計室のプランのどれとも少し違ったプランです。

ということで、お近くの方、ご興味のある方はご予約の上ご参加頂ければと思います。

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冷房・除湿に関してはダイキンの「デシクル制御」がNo1だと思う

冷房・除湿に関してはダイキンの「デシクル制御」がNo1だと思う

2014年10月に発売されたときに、少しだけ紹介しましたが、
ダイキンの最上位機種「うるさら7」に搭載されている機能です。

ダイキンのホームページよりも下記のホームページの解説の方が
はるかに詳しく分かりやすいのでそちらにリンクしておきます。
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20141009_670672.html

本来日本の夏の冷房に関しては温度を下げるよりも湿度を下げるほうが快適性は上がります。
しかしながらエアコンは温度を下げるのは得意ですが、湿度を下げるのは苦手です。
しかも、今のエアコンの燃費表示であるAPFをよくしようとすると湿度を下げることを
犠牲にしたほうが良い表示が出やすい癖があるから、メーカーは余計に湿度を下げる
方に意識が向いてこなかったような気がします。

そんな中でダイキンが燃費はもちろんとして、実際に人間にとって快適な冷房を目指して
開発されたのがこの「デシクル制御」と呼ばれる制御方法です。

下記の図が一番わかり易いと思います。
デシクル制御
今までのエアコンは一旦温度が下がってしまうとそこから先の湿度制御が苦手でした。本当は湿度だけ下がれば温度は
27℃でも十分快適なのに湿度が下がらないから、それ以上に温度を下げようとする人が増えます。これで冷房が
苦手な人が増えてしまうといってもあながち間違いではないと思います。一般的なエアコンでは27℃70%あたりが
限界のように書かれています。(実際だいたいそんな感じだと思います)

デシクル制御がついた機種であれば60%というなんとか快適な範囲をキープし続けられるようです。これが
本当であれば、必要以上に温度を下げる必要がないので極めて快適だと考えられます。
また、50%以上から発生しやすくなるダニ、70%から発生しやすくなるカビ対策としても極めて有効であると
いえます。

それにプラスしてPIT制御と呼ばれる新技術もついています。
PIT制御
子の機能によって、従来機種では6時間に5回も停止していたのが、2回にまで減っています。その結果当然ながら室温変動が
少なくなります。

このあたり、大小ふたつのコンプレッサーで対応していた東芝のデュアルコンプとやりかたは違うかもしれませんが
類似の機能といえるかもしれません。これまでは高性能住宅向けのエアコンとしてはデュアルコンプを好まれる
マニアが多かったのも事実です。

念のため追記しておきますが、いくらデシクル制御が優れているといっても湿度制御に関しては
同じダイキンのデシカには到底及びません。デシカの場合、室温が28℃でも40%まで持っていく
力があります。その代わり100万以上のコストと1畳近い専用スペース、及びダクト配管が必要に
なります。松尾設計室においてもまだ一度も使ったことがありません。

ちなみにですが、珪藻土を家の全ての壁に塗ると、商品にもよりますが、適宜エアコンで湿度を
抜いてあげるという条件がつきますが、相対湿度換算で10%程度湿度の緩和効果があるようです。

あと、潜熱の交換率が極めて高いSE200Rのような全熱交換器を使う場合も
おおよそですが10%分の緩和効果が期待できます。

じゃあ足したら20%の緩和効果になるのかというと逆に、足すと10数%と単純加算よりは
効果が落ちると思います。しかし、デシカの費用対効果を考えると、こちらの組み合わせの
ほうがまだ分があるように思えます。

エアコンは日本で年間900万台も生産されていることから、世界的にも圧倒的に省エネ性能を誇っています。
いつも講演でいいますが、ここまでエアコンが異常発達したのはひとえに日本の住宅性能が悪いからにほかなりません。
省エネ住宅先進国のドイツ人ですら目を丸くするほどの性能が出ているのです

しかしながら、どうしようもない住宅を作っている実務者、従来の固定概念から離れられない消費者は
エアコン悪者論から離れられません。エアコンが心地よく効く家にできるかどうかは一般庶民が健康・快適かつ
経済的に暮らせるかどうかのボーダーラインです。

エアコンは上手に使えば、気流も乾燥も音も全くといっていいいほど気にならないレベルで使うことができます。
しかし、そのためには設計者がかなりいろいろと配慮しておく必要はあります。

定期預金より、株より、FXよりも圧倒的にローリスク・ミドルリターンな投資は
断熱・気密・冬の日射取得、夏の日射遮蔽、給湯器の選択、エアコン
の6要素にあると断言できます。
(ノーリスク・ミドルリターンといっても差し支えないと思います)

これらのうちの一要素を捨てるたびに、ファイナンシャル・プランニングが大幅に
下がっていくということを、プロも一般の方も知っておかなければなりません。
残念ながら売れっ子ファイナンシャルプランナーでもこのことは知りませんので
ご注意下さい。



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国交省がまとめた資料です。必見です。

国交省がまとめた資料です。必見です。

「今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方について」
というもので国交省住宅局住宅生産課が平成27年1月にまとめたものです。

http://www.mlit.go.jp/common/001067281.pdf

それぞれのページの右下にページ番号が振っていますが、
下記の内容は特に重要だと思いました。
・P1 1990年比2013年のエネルギー消費量比較で
    運輸部門-0.7%、産業部門-12.5%に対して
    住宅部門+20.0%、非住宅部門+44.6% 
    建築合計で+33.5%と
    我々建築業界、中でも非住宅部門が完全に足を引っ張っている!

・P17 「非住宅部門は新築における次世代比率が9割超えてるからよく出来ている」
    と言われることが多いですが、それはあくまで2000㎡を超える大規模建築においてのみ
    地方の大半の一般建築を占める300㎡~2000㎡の中規模建築においては64%でしかない。

・P15 2000㎡以上の非住宅は新築において次世代が9割超えるが、それでもエネルギー消費量では
    建築物全体の35.6%と最大の消費量になっている。300㎡~2000㎡の建物は15.2%と次世代率の
    低さの割に全体としての消費量はそれほど多くはない。

・P15 300㎡未満の住宅(戸建住宅)は30.1%とやはりそれなりの消費量となっている
    300~2000㎡ 6.6%、2000㎡以上 5.8%の住宅(集合住宅)は表面積が少なく
    熱損失が少ないことも効いているのためか、消費量は戸建住宅より圧倒的に少ない

・P23 工務店規模別の「次世代を建てたことがある経験比率」を見ると小さくなればなるほど
    性能に対する意識が低いことが歴然としている

・P35 非住宅に関しては「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS:BuildingEnargy-efficiencyLabelingSystem)
 というものができる。ここには書かれていないがこれの住宅版も作られる予定

・P39 ライフサイクルを通じて新築時に排出されるCO2はわずか12%運用時に75%のCO2が排出される

等々でした。上記以外にもひととおり目を通しておいた方がいいでしょう。
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