兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」設計事務所です。
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数年前に引き渡したお医者様からのメール(ヒートショックに対するご意見)

数年前に引き渡したお医者様からのメール(ヒートショックに対するご意見)

数年前にお引き渡ししたお客様で内科医を開業されていらっしゃるお医者様から
次のようなメールをいただきました。高齢者を日々たくさん診察されている現役のお医者様です。
しかも、別に寒冷地ではなく、兵庫県の瀬戸内海側で活躍されているお医者様です。
ご自分自身、当社で建てられた暖かい住宅に住まれ、その快適性はよく知っておられます。
また、研究熱心な方で、下手な住宅屋よりも断熱に関する知識も持たれている方です。

そんな方から貴重なご意見を頂きました。ご本人の了解を得たので
以下に紹介したいと思います。


松尾様

色々な情報や資料、ありがとうございます。

大規模研究に関して詳しくないのですが、循環器医として体感しているのは冬の血圧の上昇です。

当院で大半を占める高血圧患者すべてに、家庭血圧を測定してもらって毎回見せてもらうのですが、
必ず冬の方が10mmHgほど上昇しています。

寒いから当たり前と日本では考えられていますが、全館暖房の欧米ならどうなんだろうと思います。

当然ですが、高血圧で薬を飲んでいる大半の患者は70歳前後で、そのような方のお住まいは、
冬は朝いちばん0度近い部屋で暮らしています。

早朝起床直後の血圧を測るよう指導しているので、白い息を吐きながらみなさん測定してくれて
いるようですが、そのような中で暮らしていたら血圧上がって当然です。

(その状況なので、朝いちばんの高血圧&交感神経過活動
→循環器系疾患(脳出血、心筋梗塞etc)で救急搬送アップ)

本当に先進国なのに、住宅環境だけは後進国ですよね。。。

住宅業界も、頂いたパワポ通り、はっきり言って科学の世界のはず。

なのに、日本の住宅業界は、‘自然を感じる、、、‘、‘嘘のない、、、‘、‘くもりのある、、、‘
など抽象的で非科学的な広告ばかりですよね。。。

責任は、国、業界ともにあると思いますが、一部は文句を言わなかった
国民にもあるのかもしれません。

また、寒さが悪いことを知っているのに、何も言わない医師にもあると思います。

実際、入院中に調子良く退院する循環器疾患患者の再入院の原因の一つに寒さがあると思います。

その要因の1つが温度!

入院中は全館暖房の病院内(20度とか)に居ますが、帰宅すると5度とかの部屋に
服を着込んでコタツで我慢する、心不全患者。

ましてや、廊下は0度近く。トイレも0度でズボンを脱ぎ、寒さに耐える。風呂も同じ。

このような環境では、ご存じのように血圧は乱高下し、血圧が上昇すると、
afterload mismatchといって、心臓から血を送り出そうと思っても体血圧が上昇し、
有効な心拍出量が生み出せず急性心不全となり、呼吸苦や死亡につながります。

こんなことを少しでも避けたいので、私が心不全治療で寝たきりなどで訪問診療した際に、
環境整備として老人の子供たちを呼び行っていること(住んでいる本人に言っても設置して
くれないのは分かっているので子供に言います)がエアコンなどの設置です。

付け焼刃的ですが。。。

本来は断熱工事などが一番良いでしょうが、お金の問題で実現する可能性はゼロですので。

ので、まずはコタツしかない部屋にエアコンを設置させ、またできれば廊下にも設置。
トイレ、脱衣所にはヒーターでもよいので設置するようアドバイスします。

そして、エアコンはできるだけ電源をいれ、スカスカの家
(ときには外の隙間か風がはいる家もありますよ。。。)なので28度とかで暖房をガンガン
かけるよう指導します。それでも室内は15度いくかいかないかでしょう。

本人は電気がもったいないと言い張るのですが、温度が低いと血圧が上がり
心不全で再入院になると説明し、1日中オンにするよう指導します。
(⇒が、まあ、よくて日中だけですね)

家に行けない高血圧患者で、冬の血圧が高い患者には寝室の暖房をせめて、
起きる1時間前にタイマーでオンしてもらい、温かい状態で布団から出るよう指導しています。

ただ、電気代がもったいないとかで、実際にやってくれている人はほとんどいませんが。。。

本当に松尾さんには、日本の住宅環境、というか国民の意識を大きく変革して頂き、
国民の命を救っていただきたいと切望しています。

人類の快適さの指標である、衣食住、さらに21世紀では衣医食住でしょうか、
のうち衣医食では一定のレベルに達した日本ですが、住だけは遅れた感は否めません。

快適になりつつ、健康寿命も長くでき、イニシャルコストは上がるかもしれませんが、
トータルコストは下がり(これが住宅業界のマイナスになり非協力的なのでしょうか??)、
一石三鳥なはずの住宅環境。

ますますの松尾さんによる改革、革命を心より期待しております!


以上ですが、いかがでしたでしょうか?
もっともっと、住宅業界は頑張らなければならないのはもちろんのこと
医学の世界とも手を取っていかなければならないようですね。
この先生のように室温に気を使っているお医者様が世間にどれだけいるのでしょうか?
実はそこも気にかかるところです。日本では厚生労働省がこういった件に関して
かなり足を引っ張っているという話をよく耳にします。

国民のことを考えないのであれば、官僚になんてならなければいいのに・・・
ついついそんな風に思ってしまいます。

でもこのようなお医者様がいるだけでも救いです。こういったことが医学会でも
どんどん広がっていくことを願っています。


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茂木健一郎さんと直接お話しすることができました!

茂木健一郎さんと直接お話しすることができました!

今日は娘の学校で顧問をしてくださっている茂木健一郎さんの講演会が
ありました。講演は昼からでしたが、朝一に娘と海水浴

その後9時半から会社で一本打ち合わせがあったので、結構バタバタでした。

以前にも一度話を聞いたことがあったのですが、テレビに出ているときとは
違って話のタガが外れます。本音がバンバン出てくるので、テレビに出ている
ときより桁違いに面白いのです。

でもって、本当に頭の良さがビシビシ伝わってきます。講演を聞いていて
聞いている一人ひとりが楽しみながらも緊張感を持たされる講演というのは
他に体験したことがありません。

自分も講演することが多いので、会場を巻き込む方法も非常に参考になりました。
最後に質問の時間があったので聞いてみたいことを2つ聞いてみました。

ひとつはフェルミ推定と幼少期の遊びの関係について。
フェルミ推定は前にも一度紹介しましたのでそちらを御覧ください。
http://matsuosekkei.blog85.fc2.com/blog-entry-307.html

要するに答えのない問題に対して、いかに筋道建てて対策を考えていくかという能力を
指すわけですが、これが出来る人が「仕事ができる」であったり学問でも成果を上げるわけです。

前から思っていたのですが、これができる人は幼少期に遊びに没頭する経験があるような
気がしていました。で、そのことを聞いてみました。

そうすると、答えはこうでした。
「ゲームレベルでは没頭といっても、微妙です。もっと複雑で難易度が高いことに
 没頭して取り組むことは非常に重要です。そうすることでGファクターと呼ばれる
 部位が成長します」
とのことでした。

そしてもうひとつの質問
これは脳科学者の茂木さんにうってつけの質問です。
「私はレイ・カーツワイルの大ファンでシンギュラリティについてよく考えるのですが
バラ色の未来と暗黒の未来の両方を予測する人に割れています。茂木さんとしてはどうお考えですか」と聞いてみました。

ちなみにレイ・カーツワイルに関しても以前書きました。
http://matsuosekkei.blog85.fc2.com/blog-entry-2145.html
端的に言うとシンギュラリティーとは2045年にパソコンの能力が人間の能力を超え、
すべての情報が集約され、多言語間の完全翻訳はもちろんのこと、創造性、センスといった人間
にしか出来ないと思われているようなことさえすべて人工知能がやりきってしまうようになる事態を指します。

茂木さんほどの人がどう答えられるか興味津々でしたが答えはこうでした。
「シンギュラリティは確実に来るでしょう。そして私は軍事兵器とAIの結びつきを非常に心配しています。
 近い将来人工知能が兵器に装着されるようになるでしょうが、それが自らの意思で動くようになったり
することを考えると非常に危ないものを感じます」

とのことでした。

まさに、今こういうことを危惧する本が発売されたばかりで、これから読もうとしていたところです。
「人口知能 人類最悪にして最後の発明」
http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E7%9F%A5%E8%83%BD-%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E7%99%BA%E6%98%8E-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88/dp/4478065756

この本もまた読み終わったら、感想を書きたいと思います。

ということで、非常に刺激の多い1日でした。
最後に記念写真を撮ってもらいました。
茂木さんらしいお茶目なポーズでした!!
茂木健一郎 - 縮小





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洗濯でもレイコップでも天日干しでも死なないダニへの対処法!!

洗濯でもレイコップでも天日干しでも死なないダニへの対処法!!

先日のNHK「ためしてガッテン」は非常に素晴らしい内容でした。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20150722.html#0

お題は「今こそ!ダニ撲滅宣言」でした。

私はつねづね講演で

「梅雨時期から夏が終わるまではダニとカビと無縁で暮らしたいなら
 通風せずに寒いなら除湿、寒くないなら冷房をかけて過ごしましょう。」

「梅雨があり、冬も外で干せない日が多い日本ではガス衣類乾燥機
 を使うことをオススメします」

と言い続けてきました。

それが、見事に裏付けられる内容となっていました。

メモしながら番組をかじりつくように見たのですが、注目ポイントだけ
列記しておきます。

・番組では任意の20名のうち14名70%の人がダニアレルギーを持っていた。
 (母集団が少ないので後でネットで調べてみると1912名対象で42%というデータが
 ありました。こちらのほうが信憑性が高いので、こちらを元に4人家族で考えると
 家族のうち一人もダニアレルギーがいない確率は19.5%しかありません。
 ということは、8割の家庭ではダニ対策をきちんと行うべきであるということが分かります)

・ダニによる鼻炎患者予想数は2900万人と国民四人に一人

・家の中では布団が一番多い、中でも枕が危ない

・洗濯しても20%しか殺せない。すなわち80%は生き残る

・天日干しではほぼ100%生き残る

・冷凍しても解凍したら生き返る

・紫外線でも死なない

・掃除機で吸い取れるのは死骸と糞だけ、生きたダニはカーペット等では繊維にしがみついて
 吸い込まれないことが多い。
 (紫外線とこの結果を複合的に考えるとレイコップでは完璧ではないことが分かります)

・刺さないのはヒョウヒダニ、これは人の皮膚のかけらが大好物。だから「表皮ダニ」
 ヒョウヒダニを放っておくと、それが餌になって刺すタイプのツメヒョウダニも発生しやすくなる。

・梅雨時期から夏にかけては1匹につき1日1個卵を生むので猛烈に増える


そんな非常に非常にやっかいなダニですが家庭でできる対策は以下のようなことでした。

・高温には非常に弱い、50℃なら2,30分で死ぬ。60℃なら一瞬で死ぬ。
 これはダニの主構成要素がタンパク質であり、50℃を超えるとタンパク質が
 変性してしまうため、生き残ることができないという理由だそうです。

あまり関係ないのですが、パッシブハウス研究所が昔から一種換気システムの給気ルートをわずかに加温するだけで
家全体を暖房できる・・・。その分セントラルヒーティングにかかる費用を節約して断熱にまわす・・・というのがパッシブハウスの
基本概念でした。そのときの加温限界温度が52℃と言われていました。わずか0.5回相当の空気をたった52℃に温める
だけで家全体を暖房するなどということは、従来の暖房では考えられないことでした。そこから逆算して得られた暖房負荷が
15kWh/㎡年というものだったのです。彼らはダクトの中で様々な生物由来の残渣のタンパク質が変性することをずっと以前から
きちんと考慮していたということです。いやはやものすごい深さだと思います。

・衣類乾燥機で乾燥させる。例えば私が推奨しているガス乾燥機乾太くんの場合、通常運転で80~100℃はあるようです。

・できれば週に一回は布団乾燥機を1時間以上かける。そのあと掃除機を40秒以上かけて死骸を吸い取る。

以上が番組の内容+私の知見をちょっとだけ入れたまとめです。

ぜんそくの原因の7割がダニの糞と死骸という情報もあるくらいです。
実際、年中湿度が高いシンガポールでは喘息患者が非常に多いそうです。

ダニアレルギーでなくても、ダニ対策はやっておくにこしたことはないと考えています。
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「関西はとにかく蒸し暑い」という噂は本当か?

「関西はとにかく蒸し暑い」という噂は本当か?

昨日のブログで自治体別暑さランキングを発表しました。

温度はあれで比較できたのですが、暑さは温度だけで決まるものではありません。
むしろ湿度の影響の方が大きいと言っても過言ではありません。

そこで東京、大阪、神戸、京都の4都市の平均気温、平均相対湿度、平均絶対湿度を
比較してみました。

まずは温度からです。
温度表
温度グラフ

これを見ると関西は東京に比べて夏は約1℃暑く、冬はほんのすこしだけ暖かいということが読み取れます。しかしながら、それほどものすごい差があるようには見受けられません。

次に相対湿度です。
相対湿度表
相対湿度グラフ

相対湿度は温度によってころころ変わるものなので本当にあてにしにくい指標です。
しかも一般家庭の場合は湿度計そのものが正確ではありませんし、設置する高さが1m違うだけでも
全然違う値が出ます。このデータだけを見ていると関西なら年中60~75%と15%しか変わらないように
しか見えません。これで、感覚がつかめなくなる方がほとんどです。
ただ、このデータで特徴的なのは東京は冬場の水分が関西に比べて明らかに少ないということです。
これは私もいままで気付かなかったポイントです。

ここまでのデータは本やネットでもよく見かけるところです。

ここから下は私が自分でひとつひとつ換算した少々手間のかかったデータです。
絶対湿度表
絶対湿度グラフ

まず、一目見て分かるのは冬の絶対湿度は3g/kg程度なのに対し、夏の絶対湿度は17g/kgあたり
であるということです。これは空気1kgあたり(体積なら0.83㎥ほど)水分がどれだけ含まれているか
を示していますが、夏は冬の6倍近くの水分が含まれていることがわかります。
これで実感とピッタリ合うかと思います。

グラフ内に加湿が必要となるライン(7g/kg以下)と、除湿が必要となるライン(13g/kg以上)の線も
付け加えました。これを見ると日本で加湿も除湿も必要ないのは4月中旬から6月の梅雨入りまで
9月下旬から11月上旬までの極めて短い期間しかないことが読み取れます。

次に特徴的なところだけ青で塗りつぶしてみました。やはり相対湿度のデータに出ていたように東京の冬は関西より
明らかに乾燥しています。また特に大阪の夏は強烈に蒸し暑く、神戸もそれに匹敵することが読み取れます。
東京はそれに比べるとかなりマシですが、同じく蒸し暑いと言われる京都の水分量が東京より少なかった
ことは意外でした。

実務者の方はぜひご自分のエリアがどの程度の状況にあるのか?
客観的に掴んでおくことをおすすめします。









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30年間平均すると大阪は那覇よりも暑い!!地方自治体暑さランキング

30年間平均すると大阪は那覇よりも暑い!!地方自治体暑さランキング

だいたい梅雨明けして、暑さが本格的になりつつあります。
今からニュースでは〇〇市が38℃いきました!!

的なニュースが日々見られるようになります。
そして、その市に住んでいる方がたは「私の町が一番暑い!!」的な
コメントを頻発するようになります。

たしかに瞬間的に強烈な暑さを記録する町は全国的に結構あるように思います。
しかし、30年間の8月の平均温度として見てみると、意外なことがわかってきます。
誰でも購入できる理科年表に1981年から2010年までの30年間の「気温の月別平均値」
が全国約80市分掲載されています。

1位 大阪市   28.8℃

2位 那覇市   28.7℃

3位 鹿児島市 28.5℃

4位 名瀬市  28.4℃ (鹿児島県)

5位 神戸市  28.3℃
   岡山市

6位 京都市  28.2℃
   広島市
   熊本市

7位 和歌山市 28.1℃
   高松市
   福岡市

8位 岐阜市

となっています。いかがでしょうか?
以前にも紹介しましたが、大阪は那覇よりも暑いのです!
また総じて関西から中国地方の瀬戸内側は暑いということがよくわかります。

参考までに東京は27.4℃、横浜は26.7℃、仙台は24.2℃、札幌22.3℃です。

意外なのが宮崎で27.2℃しかありません・・・。

しかし、これだけで見えないのが蒸し暑さです。
次回はこの蒸し暑さの指標となる絶対湿度についても詳細に見てみたいと思います。
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日本経済新聞電子版に「省エネ軽視で「住宅貧乏」30年で270万のコスト差」という記事が掲載されました。

日本経済新聞電子版に「省エネ軽視で「住宅貧乏」30年で270万のコスト差」という記事が掲載されました。一般の方にこそぜひ読んでいただきたいと思っています。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO88459310U5A620C1000000/

ファイナンシャルプランナーは世の中にたくさんいらっしゃいます。

賃貸なのか、購入なのか?

年収の何倍までにローンを抑えるべきか?

そういったことはどのFPでも書いてあることです。
しかし、それと同等かそれ以上に大事なことが書かれていません。
そこについて言及した初めての住宅FP論になっていると思います。

実務者の方はもちろんですが、一般の方にこそぜひ読んでいただきたい内容になっております。

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分かりにくいエコキュートの実態を詳細に説明したサイト

分かりにくいエコキュートの実態を詳細に説明したサイト

賛否両論のエコキュートですが、実際にネットで調べても電気業界側のページでは給湯費用が月1500円(年1万8000円)みたいなことが書かれてますし、ガス業界側のページでは年5万円近くかかると書かれていることさえあります。
 実際にどうなのかということを自分なりに再検証している最中でものすごいサイトを見つけました。
http://www.smarthouse2.com/?p=9307

エコキュートが発売されてから既に14年が経過していますが、これほど詳しい解説は見たことがありませんでした。私自身知らなかったこともたくさんあり、まさに一般の方に教えて頂くということになりました。ちなみにこのページの作者は某研究機関に勤めながら一条工務店にて家を建てられた極めて聡明な方です。これだけ賢い方が一条工務店を選ぶということも見逃せない事実だと思います。

私がまず最初に調べにかかったのが国の基準です。
それによると年間の一次エネルギー使用量は東京で
エコジョーズ18.6GJ
太陽熱温水器4㎡併用して11.8GJ
エコキュートは16.7GJ
となっています。

これを見るとエコキュートもあながち悪くないように思います。
まずは簡単なガスの計算からやってみます。

18.6GJ=18600MJ=5167kWh
ガスは12.8kW/㎥  立米単価は約170円です。
(5167/12.8)×170=68624円(1年)
となります。

同様の計算を太陽熱温水器についても行ったところ
太陽熱温水器によるガス代削減分は25088円(1年)となります。
その結果ガス代は43536円となります。
仮に太陽熱温水器による追加費用が25万とすると回収年数はちょうど10年になります。

上記は国の資料からの計算ですが、おそらく太陽熱温水器はフラットパネル型で計算されています。
寒い時期に強い、真空管式の太陽熱温水器でも計算してみました。
真空管式を3㎥設置したとすると、年間で都市ガス223㎥分節約できることになります。
これは金額換算すると37910円の節約となります。
結果としてガス代は30714円となり、同じく追加費用が25万とすると回収年数は6.6年となり
こちらの方がかなり優れた結果となりました。

次にエコキュートです。
最初の計算はガスと同じです。
16.7GJ=16700MJ=4639kWh(一次エネルギー)
これは発電所で使っているエネルギーなので
家庭で使っているエネルギーに変換する必要があります
4639/2.7=1718kWh

エコキュートは本来全て深夜電力の時間帯に動きそうな気がしますが、最初に紹介したサイトの中身を精査すると92%が深夜電力、8%がそれ以外の時間帯に稼働しています。
関西電力のそれぞれの単価をはじくと深夜電力11.07円/kWh、その他の時間帯28.9円/kWhとなります。

それらを按分計算すると国の資料から弾き出したエコキュートの年間電気代は19217円と出てきます。

私どものお客様もエコキュートの方とエコジョーズの方両方いらっしゃいます。その感想は「今までは確実にエコキュートの方がやすかった」ということです。

しかしながら、これは今までのことであって、原発如何、電力自由化如何、シェールガス輸入如何によってはこれからなにが最も安くなるのかは誰にも分からないというのが正直なところです。

このサイトの著者は自ら「お湯を大量に使う方だ」と書かれています。その場合のエコキュートの電気代が35000円になっています。国の想定からは84%オーバーですが、それでもエコジョーズの平均的なガス代は下回っていることが今回得た一番の収穫であると思います。

ただ、真空管式の太陽熱温水器との組み合わせとの勝負はこの検討からは結論が出せません。

くれぐれも注意しなければならないのがこれは東京程度の温度地域であるということです。
寒冷地に行けば行くほどエコキュートは不利になります。どのあたりで逆転するのかは私には分かりません。

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「殺しを命じるのは人だけ」という記事が最高でした!

「殺しを命じるのは人だけ」という記事が最高でした!
昨日の日経新聞の記事です。
殺しを命じるのは人だけ

著者は京都大学霊長類研究所教授の松沢哲郎さんという方です。

私の下手な説明よりも記事をそのまま読んで頂くのが良いかと思います。
特に黄色で線引してあるところは秀逸だと思います。

以前にも似たような記事を書いたことがあります。
http://matsuosekkei.blog85.fc2.com/blog-entry-2575.html

今の自民党の方々にこそ読んで欲しい記事だと思いました。





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実務のバタバタにケリがつき講演のバタバタが始まります。

実務のバタバタにケリがつき講演のバタバタが始まります。
この一週間はホントに久しぶりにがっつり事務所でデスクワークに励みました。
というのもかなり難易度の高い補助金申請において、ビルにおける省エネ提案
をいろいろと計算し、プレゼン資料を作る必要があったからです。前例などあるは
ずもないのでゼロから自分で考えて作るしかありません。こういう作業は部下に
任せることができないので私がやることになりました。
ということで、土曜も11時過ぎまで、今日も日曜ですが、昼間で娘と海水浴のあと、
午後からは事務所でこってり仕事でした。

しかし、これを作る仮定で本当に色々と勉強になりました。自分としては一皮向けた
感があります。結果は分かりませんがやるだけのことはやったので悔いはないです。

さて明日からですが、まさに怒涛の一週間が始まります。
明日は神戸にて引き渡し
火曜日は静岡県沼津市にて設計セミナー
水曜日に札幌入りして金曜まで省エネ建築診断士講習
金曜夜にはなんと新千歳空港から福岡空港まで飛び、そこから
翌朝の福岡県久留米市講演に望みます。

しかも・・・・
この日は午後熊本に移動して1日2講演という強行スケジュールです。
いろんな講演スケジュールをこなしてきましたが、このスケジュールは
最高クラスではないかと思っています。

ということで、覚悟を決めて臨みたいと思います!


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たかが電気契約ミスで10年で150万も損してるのを見つけました。

たかが電気契約ミスで10年で150万も損してるのを見つけました。

今、東京のビルダーさんの本社ビルの補助金申請をやっています。省エネ具合を判定
されるのでいろんな資料を作っているところですが、参考までに今の会社の
電気代の資料を取り寄せてもらいました。

そうすると、見て5分もしないうちにどえらいことに気がつきました。

一般的な事務所ビルによくあるように
普通の電気契約である従量電灯という方式と
大きめの天井カセットエアコンによく使われている低圧電力方式の
2つの契約をされていました。

低圧電力は電気会社との契約方式ですが、世間的には
3相200V、もっと俗な言い方をすると動力という言い方をします。

この動力の資料を見ていて「えっ!?」
と思いました。

基本料金が13801円に対し、電気使用量は215円しかないのです。
見間違いかと思いましたが、確かにあっています。
詳しい方からしたら当たり前の話なんですが、これにはからくりがあります。

普通の従量電灯式の場合は1kWhあたり31円くらいになっています。
その代わりに基本料金は安いです。

逆に低圧電灯は基本料金が高い代わりに1kWhあたり17円くらいと約半額になっています。
要するに、動力は稼働時間がある一定以上長い部屋であれば得する代わりにほとんど
使わない部屋では大損する契約方式なわけです。

2年分のデータをいただきましたが、平均して1万4,5千円というところ・・・

種を明かせば、最上階のめったに使わない会議室のエアコンだったのですが、
これが仮に従量電灯式であったならば、月の電気代は400円からいっても2000円までだったと思います。
ざっと見積もっても月に13000円は損し続けてきました。

しかも、この契約・・・聞いてみると10年は続いているということなので、合計するとざっと150万東電に寄付していた
ようなものです・・・・あまりにももったいない・・・

実は東電のサイトをみると一応きちんと説明してくれてはいます。
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/home12-j.html

この中に
「エアコンをご使用にならない期間は、エアコン用のブレーカーを切っておくことをおすすめします。機器本体のスイッチを切っただけでは機能上少量の電気が流れるものがあり、ご使用になっていなくても、使用電力量が出てしまいます(使用電力量が0kWhの月は、基本料金は半額ですが、使用電力量が1kWhでも出ると基本料金を全額いただくことになります)。なお、使用開始時には、その数時間前にブレーカーとスイッチを入れてください。」
と書かれています・・・

こんなの読んだことある方いらっしゃいますでしょうか?
ある種の専門家でもある住宅会社でもこうなっているわけです。ましてや一般の方が知るよしもありません。
競争が激しい携帯電話の世界であれば、こんな状況が残っていたら翌日会社変更されてしまうでしょう。

競争がないということはまさにこういうことだと思うのですが、
2016年4月からは住宅まで含めて電力の全面自由化がスタートします。
http://denki-erabu.jp/about/

諸外国では自由化後高くなった例もあるのでなんともいえないところもありますが、
例えば、自然エネルギーからしか発電しないような電力会社もあったりします。
「少し高いけれど私はそこから買いたい!」
ヨーロッパに行くとそんな方々もいらっしゃいます。

ということで、事業者であれば、会議室を中心とした動力エアコンのチェック
一般家庭であればアンペアダウンという方法で電気代を大きく節約できる可能性が
あります。

まずはチェックしてみることをオススメします。特にO社長!!!!



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