兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」設計事務所です。
ブックマークに追加する

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告
∧top | under∨

一級建築士という資格の雑学

●下の2つのバナーをクリックして頂けるとありがたいです。●

 ←建築リフォーム 人気ブログランキングです。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・建築家へ ←にほんブログ村 住まいブログランキングです。

先日高校時代からの友人が鍼灸師の資格について諸事情を語っているのを見て面白かったので今日は一級建築士について同様に語ってみたいと思います。

※なお今日の話は完璧に調査しての話ではなく私がだいたいの記憶に基づいて話していますので正確さに欠くところがあるかもしれませんのでその点はご容赦願います。

当社でもIという社員が一次試験に合格し、今2次試験に向けて猛勉強中です。ということでIにできるだけ負担がかからないようまわりでフォローしながらやっているという感じです。

さて本題ですが、5年ほど前にとった私の番号が306863と30万人を突破しています。昭和21年産まれの当社の前代表で7万番台です。大企業に属している人であればこの年齢層はすでに退職しているので7万人は引けると思います。逆に最近の合格者数はだいたい年間3000人程度なので、私が通ってから5年経ったとしても1.5万人ほどしか増えていないことになります。
よってざくっとですが今実際に労働人口の中にある1級建築士は30-7+1=24万人程度、その中にも死亡者や建築以外に転向した方もおられるでしょうから実際にはもっと少ないのではないかと思います。

しかし、それでも難関資格といわれる弁護士、公認会計士と比べれば約10倍程度の人数がいます。

弁護士、公認会計士が人数が少なすぎるということで増やす方向で動いていますが、建築士は姉歯元建築士の一件があってからは逆に明らかに減らす方向に動いています。

私も顧客や友人に弁護士、公認会計士がいるので事情を聞く機会があり、痛切に感じることはこの二つの資格と建築士はあらゆる意味でまったく逆だなということです。

例えば、建築士の場合は建築士会等の会は任意加入であるため
「誰がどこで何をしているのか」を完全に把握することはできません。その上このような団体が建築家協会、建築士事務所協会、設計監理協会・・・と細分化した上、たくさんあるので非常にわかりにくくなっています。

反面弁護士や公認会計士の場合はひとつの窓口しかない上、その会に加入しなければ業務できないような仕組みになっているので、だれが何をしているのかつかみやすいだけでなく、無秩序な新規参入業者を抑える効果も期待できます。

人数が少ないうえこのようなシステムが働いているため弁護士等の資格は一般的に高収入といわれています。反面、建築士は人数が多い上に、無秩序な価格破壊が起こりやすいことがあることから世間のイメージとは裏腹に(違ったらすいません)低収入な資格であるといえます。

実際、姉歯建築士の事件が発覚するまでは世間の皆さんにも「設計料なんか安いほうがええにきまっとる!!」
そんな風潮があったように思います。

こうなった原因に住宅メーカーをはじめとした住宅関係各社が「設計無料」ということを前面に押し出したことも挙げられます。しかし実際には無料であるはずがなく、設計料は工事費であったり別の項目にきっちりのせられているか、もしくは「23歳の経済学部卒業の営業マン」に作らせた間取りを「設計」と称し、それを「無料」といっているかのどちらかです。

事を医者か弁護士に例えた場合、決して値段だけでは決まらないはずです。ところが建築士で設計料の話になるとまず「値段」の話がでてきます。ここらあたりがこの国のおかしなところだったのですが、姉歯建築士がその概念を見事にひっくり返しました。

話がだいぶんそれましたが、あの事件が起こるまでは1級建築士の合格率は過去数十年にわたって11%程度をキープしてきました。ところがあの事件が起こってからはここ数年6%台が続いています。これは単純に難易度が倍になったといえるでしょう。

一級の試験は1次が筆記試験、2次が製図の試験になるのですが1次の合格率が約12%程度、2次がそこから半分になって最終的に6%程度に納まるという感じです。

なお、2次の試験に落ちた場合、翌年に限っては製図試験のみの受験が可能ですが、それも落とすとまた1次試験からやりなおしという非常に厳しいものです。

といいますのも、他の試験と異なり2次の製図の試験というのは2000~3000㎡というそれなりに大きな建物の形を0から考えた上に平面図、断面図をたったの5時間半で仕上げなければならないという代物だからです。

この形を考えるということがなかなか曲者なのですが、課題文の条件を全て満たす必要があることはもちろん、事細かな建築基準法を全て満たしておく必要があります。

いわばこれは「超難解なパズル」をとくことと同じなのです。皆さんも経験があると思いますが、パズルというのはなにかの拍子にパッと解けることがある反面、その逆にいくら考えても解けないこともあるものなのです。そういうことがある問題で一度もやり直すことなく筋道だてて形を時間内につくりあげていくことは本当に難しいのです。

だから、この業界には5年以上1級建築士に挑み続けている人というのは結構ざらで、10年選手もそれほどめずらしくありません。こうなったらどこであきらめるのか?もしくは通るのかという決断が本当に難しいと思います。

そんな試験の合格者が大体年に3000人程度なんですが単純に50都道府県あるとするとひとつの県で平均60人程度しかうからないということになります。東京や大阪などの都市部においてはもっともっといますが逆に人口が少ない県においては合格者が一桁といわれる県もあるという話をきいたことがあります。

そうやってみんな一級になっていくのですが、実は医者や弁護士とは異なり二級というのがあります。皆さんこの違いはどこにあるかをご存知でしょうか?

詳しくはまた後日・・・。
スポンサーサイト

別窓 | [日記] | コメント:1 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<続・建築士という資格の雑学 | 兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ | 究極のパソコン!?>>

この記事のコメント

私は2級建築士学科2度合格後に製図試験で計6回不合格。これも事故の後遺症のせいか?と感じつつも先日から1級建築施工管理技士の試験勉強に励んでおります。
2012-07-27 Fri 10:32 | | 智太郎 #Cv7CRq2s[ 内容変更] | top↑
∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| 兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。