兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

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飯田哲也さんの「今こそ、エネルギーシフト」がベストセラーランクイン

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飯田哲也さんの「今こそ、エネルギーシフト」がベストセラーランクイン
今日は、昼から加西市のF邸の新築前の解体部分のみの契約で現地に行きました。
そのあとは、志方町のK邸の現場確認にも行きました。カンカン照りではなかったのですが
ムシムシと暑い1日でした。

日経新聞に出ていたのですが、本の売れ筋ベストテンの中に飯田哲也さんと
鎌仲ひとみ映画監督の「今こそ、エネルギーシフト」が入っていました。

3.11前であれば、この手の本がベストテン入りするなど絶対に考えられなかった
ことですが、時代が大きく変わったということを感じます。次は建築業界に
真にこの波がこないといけないと思っています。

昨晩、「カンブリア宮殿」にて隈研吾氏が出ていました。今をときめく巨匠の一人
ですが、隈氏の作品に限らずああいう作品を見ていると疑問を感じずにはいられません。

もしあれが、建築ではなく純粋芸術であるならば、本当に素晴らしいと思います。
しかし、純粋芸術ではないのでその建物が存続する期間ずっと、暑さ、寒さ
そして光熱費がかかってきます。純粋芸術に対してこんなことを言うのは野暮
というのは百も承知です。しかしながら、建築物なのでこの考え方は一概に
野暮ではないと思っています。

一般の方からすると、安藤忠雄氏、や隈研吾氏といった超一流の建築家ならば
「そういうこともきちんと考えてくれている」そう思い込んでいる人が非常に多いと
思います。しかし、それは違います。彼らの建物にとってはそういうことは2の次
、3の次です。私は彼らの建物を一般の方に説明するとき「フェラーリに乗るような
ものだ」と説明しています。抜群にセンスはいいけれど、価格は高く、走りはいいけれども
荷物も乗らず、エアコンの効きも悪い、そして何より維持費がかかる・・・」
フェラーリであれば、買おうとする人はそんなこと百も承知です。
それを知らずに、もしくは覚悟をせずに乗ろうとしたら「素人が手を出すから・・・。」
と白い目で見られるのが関の山です。そして、夏暑く、冬寒く、多くのガソリン代を
払い続けることとなります。

これが建築となると話が違ってきます。どちらかというと昨日の隈氏などは巨匠の中でも
自然素材を多用する方の建築家です。そうなると司会をしている頭のいい村上龍さん
ですら彼の建築を「エコ建築」的な賞賛の仕方をします。彼のような切れ者ですらああなって
しまうことを考えると大多数の方が分からなくなってしまうのは当然だと思います。
いうなれば、プラスチックや合成素材ばかりでできたプリウスと、本革や天然木ばかりで
できたロールスロイスのどちらが省エネであるか?それすら判断できない状態と言えます。

私が2年前にEUに行って最も大きな衝撃を受けたのは、こういった日本の実情とは大きく
異なり、巨匠レベルの建築家の建物が、木製のトリプルガラスや外付ブラインドを装備し、
私が日本で設計するどちらかというと性能を重視しているつもりだった建物よりはるかに
高性能、低燃費な建物を超越したデザインとともに実現していたからです。

写真で見ると、こういう建物と日本の巨匠の差は分からないか、もしくは性能を無視している分
デザイン的に攻めることができる日本の建築家の建物の方が良く見える可能性すら高いわけです。

車の世界ではポルシェだろうがフェラーリだろうが燃費規制にかかっていくことになります。よって
今これらのメーカーですらハイブリッドカー、燃料電池車等を必死で開発しています。

「建築でも同じ事だ」というのがEUの考え方。
「巨匠その他、特例の場合は許される」的なのが日本の考え方。
といいますか、それ以前に燃費の基準すらない。すなわち一般の方をはじめとして
業者ですら誰も建物の燃費が分からないというのが日本の建築業界だと言えます。





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