兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

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韓国と中国の窓の断熱性能における最低基準(講演時の間違修正)

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韓国と中国の窓の断熱性能における最低基準(講演時の間違修正)

今日は朝から3件も打合せがありました。

最初は西日本最大級の動物病院の打合せ

二番目は外断熱推進会議の幹部のお二人の来社

そして最後は大規模リフォームY邸の打合せでした。

今日は間違い修正のお詫びも兼ねた内容を書こうと思います。

おそらく、過去10回分くらいの全国での講演の中で中国と
韓国の窓の断熱性について正確さ欠く情報をお伝えしてしまっていました。
このブログをもって修正サせていただきたいと思います。

まず中国ですが北はロシアに接するところから南はベトナムに接するところまで広範囲に
広がっています。この広大な土地を5つの地域に分割し、そのうち夏冬とも温和な
ミャンマー、ラオス近辺の地域以外の4つの地域において窓の熱貫流率(U値)に規制が
かけられています。
日本流に北から順にⅠからⅣと仮定して表現します。

Ⅰ地域 北側国境から秋田県の緯度くらいまで
Ⅱ地域 秋田県から広島市くらいの緯度まで
Ⅲ地域 広島市から沖縄県くらいの緯度まで
Ⅳ地域 沖縄県からベトナムに接する南側国境まで

となっています。
それぞれの地域の2012年時点の規制値と1年から3年以内に厳しくなることが
確定している水準を順に示します。

Ⅰ地域 2.0以下 1.5以下
Ⅱ地域 2.5以下 2.0以下
Ⅲ地域 3.2以下 2.8以下
Ⅳ地域 4.7以下 4.0以下

となっています。参考までに言っておくと
日本のサッシの売れ筋の70%は4.65
大手住宅メーカーの標準的なものが3.5~2.9
国産で一般的に流通している最高峰でも2.3程度でしかありません。
しかも、中国や韓国のような最低基準はありません。
とかく日本人は中国のものづくりを馬鹿にしがちですが、
少なくともサッシにおいては日本の方が遥かに低い水準であると言わざるを
得ません。

次はおとなりの韓国です。
まず、韓国は「販売してはならない」とされる
最低基準が3.4と定められています。
ということは日本のサッシの70%くらいは韓国では使えないということに
なります。

次に表示方法ですが5ランクに分類されています。
グレード順に


1 1.0以下  (来年以降のドイツの最低水準)
2 1~1.4  (現状のドイツの最低基準並)
3 1.4~2.1
4 2.1~2.8(日本で手に入る最高水準)
5 2.8~3.4(日本の大手住宅メーカーレベル)

というこれまた日本の惨状が一目瞭然となるグレード分類となっています

また義務ではないようですが、推奨基準として
エコフレンドリースタンダードという基準があり
それによると
北部地域(仙台から長野くらいの緯度に相当)1.4以下
南部地域(長野から広島くらいの緯度に相当)1.6以下
とどちらも日本では一般的に手に入らない水準が指定されています。

日本のエネルギーで最も無駄が多く、かつCO2削減効果が大きく
かつその費用対効果がもっとも高いのは窓の性能です。

ここが放置されている現状、そして最低基準がかかる気配すらない
現状をもって、省エネも原発比率もあったものではないと思います。
EUはもちろんですが、中韓でもこういう状況であるということを
国交省、サッシメーカーは分かった上で規制しないのか?知らないだけの
不勉強なのか?いずれにせよ理解できないとともに腹が立つ事実です。
  
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