兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

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ここ最近で最も感動した本

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ここ最近で最も感動した本

今日は滋賀県栗東市のK邸の打合せのあと、近江八幡市のミネルギーPエコハウス
であるI邸の現場確認に行きました。ということで往復4時間近い読書時間が取れました。

その時間で、随分前に買っていながら読めていなかった「ムハマド・ユヌス自伝」という本を
読みきることができました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A0%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%8C%E3%82%B9%E8%87%AA%E4%BC%9D%E2%80%95%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E3%81%AA%E3%81%8D%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%96%E3%81%99%E9%8A%80%E8%A1%8C%E5%AE%B6-%E3%83%A0%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%89-%E3%83%A6%E3%83%8C%E3%82%B9/dp/4152081899

彼は2006年にノーベル平和賞の受賞者なので知っている方も多いと思います。
バングラデシュの大学の経済学教授です。1975年頃アメリカ留学を終え、バングラデシュの
大学で経済学を教えていましたが、経済学を教えていても周りの貧困な人達は飢餓でどんどん
なくなっていくことに無力感を感じていたそうです。

そこで自分たちでできることから始めようということではじめたのが後のグラミン銀行による
マイクロクレジットという手法でした。


博士はまずは現状を調べようということでまさに這いずるように貧困地帯の実情を調べました。

その結果いろんなことが分かって来ました。
・その場しのぎの援助をしても一瞬で終わってしまう。
・生活補助的な支援は働く動機を奪ってしまう
・貧困地帯は皆貧困であるが、その中でも男尊女卑のせいで女性の貧困の方がひどい
・皆今を生き延びるためになんらかの「手に職」は持っていることが多い
・「手に職」を回し続けるための材料購入等の資金を地元の高利貸しから
 「トイチ」(10日で1割)を上回るような超高金利で借りてなんとか生きている人が多い
・そんな状況でもその返済を怠れば生きていくことができないので起きている時間はすべて
 働いても食うか食えないかのギリギリのラインを維持するのがやっと
・しかし、そんな最後の生命線という状況だからこそ返済率は極めて高い
・誰かが真っ当な金利でお金を貸してあげさえすれば、状況は好転するはず
・そこで銀行にあたってはみたが「担保がない」「字が読めない」ということで相手にされない
・じゃあということで担保なし、契約書なしでも貸し付けるようになった
・しかし、男に貸したら、結局最貧困者である女性には回らない上、ギャンブル等に使われたり
 教育に回らない可能性も高い
・そこで女性を対象に貸し付けることにした。
・もともとバングラデシュはイスラム教国で、1975年当時は女性の外出は禁止、
 女性は結婚時には膨大な持参金を払わなければならないということで、女性が生まれた
 時点で親からは「おまえなんか生まれなければ良かった」「間引いておけばよかった」
 というような育てられ方をしてきた人が多い。
・男性は腹いせに女性に暴力を振るうなどということはどこでも日常茶飯事であった
・そんな中で女性にお金を貸し付けるなどということは「狂気の沙汰」であり
 勇気を振り絞って借りた女性は暴力等の対象になりやすかった。
・そんなことをふせぐため、またプロジェクトの成功率を高めるためにも5人組の制度とした。
・そうすることで、暴力等が合った場合、まわりの女性同士が結託して圧力をかけることも
 できるようになった
・マイクロクレジットに参加した人はみなそれなりの暮らしができるようになることがほとんど
・その結果現在では世界中の1600万人の人々に融資が行われている。

だいたいこんな感じですが、今のようにネットもなく、社会も閉鎖的な時代に
スタートさせ、困難につぐ困難を打破しここまで持ってきたということに感動しました。

各国の政治家、大企業、国連、世界銀行のだれでもない、一個人からのスタートです。
改めて人間の崇高さ、美しさ、強さを感じさせられました。

また、日本でも生活保護者が200万人を超え、さらに増えようとしている現実
そして一度もらい始めると抜ける意志がなくなるという大問題を抱えています。
そういったことへの処方箋ともなりうると思います。

ぜひ一読をオススメしたい一冊でした。
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