兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」設計事務所です。

経産省が「全ての住宅省エネ窓に、50年かけて既存住宅も省エネ化」発表!!

経産省が「全ての住宅省エネ窓に、50年かけて既存住宅も省エネ化」発表!!

今年一番画期的な記事が今朝の新聞に出ました。
2022年度までに単板ガラスを廃止、これから50年かけて既存も含めた国内全住宅の窓を省エネ化する。
と発表したのです!!!!!!

これはものすごい発表です。まさにもうすぐ終わろうとしている窓改革元年である2014年を締めくくるにふさわしい
記事だと思います。以下新聞からの引用です。



 経済産業省は来年度から、住宅の窓や断熱材を省エネ製品に転換する取り組みを始める。窓や断熱材をつくる建材業者に呼びかけ2022年度までに断熱性能の低い旧式窓などの製造を基本的にやめてもらう。窓などの市場シェアを全て省エネ製品とし、既存も含めた国内全住宅の窓などを50年かけて省エネ化する。

 経産省によると、住宅などに一般的に普及する引き違い窓の場合、12年度時点でガラス1枚で窓枠の材質がアルミ製の旧式窓のシェアが17.37%ある。

 経産省は来年度から建材業者に呼びかけ、22年度までに窓枠に樹脂などの断熱性の高い材質を使い、複層ガラスを備えた省エネ窓に製造を切り替えてもらう。23年度以降も旧式窓を手掛ける場合は是正を勧告する可能性があるという。断熱材の製造業者にも同様に切り替えを呼びかける。

 消費者の住宅購入時やリフォーム時に補助金を出し、導入を加速させる。経産省は50年ほどかけ、既存を含めた国内住宅全てに省エネ窓などを導入する計画だ。経産省によると、東京都内の一般的な住宅の熱損失は、壁、天井、床が31%、窓などの開口部が50%、換気に伴うものが19%ある。断熱材と窓を省エネ製品に切り替えると約8割の熱損失をカバーできるという。


ということですが、この記事が出たことには驚異的な価値があります。しかしながら大きな難点もあります。
2022年度まであと8年もあるわけですが、後8年も単板ガラスの発売を許し続けるのか??

22年度の目標がU値4.65のアルミ複層ガラス56.71%でいいのか?
(その頃韓国では最低が2.7、中国でも2.0以下になっていると思われる)
また、樹脂サッシ複層ガラスがたったの4.56%でいいのか
(諸外国ではこのレベルもしくはそれ以上が現状で最低基準より低い国も多い)

そして、これから50年という超長期計画でいいのかということ。
CO2排出量削減に関しては2040年から50年ごろまでにどれだけ
削減できるかが非常に大きなポイントと言われています。そんな中
今から50年というと2064年・・・。既に手遅れになっている時期です。

ということで、出ないよりは出たほうがはるかに良い記事だったと思いますが、
ここの内容的にはかなりレベルが低いものであることは否めませんでした。

東芝はLED普及にあたり白熱電球を一瞬で廃止しました。今現在
大手家電店で白熱電球を見ることはほとんどなくなりました。
なぜ、電球にできることが住宅業界ではできないのか?

しかも白熱電球など1,2年で切れて交換するものです。
窓は最低でも3,40年使われ、そこから逃げるエネルギー、光熱費も
白熱電球の比ではありません。合理的に考えるとまったくもって理解出来ない
数値目標としかいえません。
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