兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」設計事務所です。

「星のや京都」に宿泊して感じたこと

「星のや京都」に宿泊して感じたこと
先日、実際に接客を担当している社員3名を引き連れて「星のや京都」に宿泊してきました。星のやグループは御存知の通り旅館業界の革命児的存在で中でも軽井沢と京都は極めて人気が高くなかなか予約が取りにくい宿としても有名です。
 期待をふくらませて行って見ていろんな意味で予想を裏切られることがありました。そのあたりを書いてみたいと思います。

まず良いと思ったところです。立地とサービス、全体計画は本当に素晴らしいと思いました。保津川沿いの河原にあり、川と山を一望できる最高のスポットでした。サービスも支配人が33歳であるというくらい若い人たちが笑顔でかつ「これでもか」というくらいのおもてなしをしてくれます。さすがは高級旅館です。また、全体の建物の配置等も雰囲気良くまとめられていました。

 逆に想定以下だった点は建築物そのものにあります。所員の設計力向上を目的に視察ツアーを組んだわけですが、あてが外れました・・・。一般の方はおそらく満足されるのだろうと思いますが、我々プロから見ると「ディティールが甘い」「貼物が多い」ことがものすごく目につきました。それをクリスマスツリーチックな外構照明計画の演出で重ねてくる感じが安っぽく感じました。また、築100年近い木造建築をどのように暖かくしているのかにも興味がありました。曲がりなりにも高級旅館ですし、外国人のお客様も多い上、社長自ら「世界の高級リゾートに負けない」といったことを公言していたからです。

結論から言いますと、ほぼ無断熱建築でした。ガラスは木製単板窓で隙間だらけ・・・しかし、寒くはないのです・・・。これは別の意味で驚かされました。ここまで読んだ方は「松尾は頭がおかしくなったのか?」「断熱嫌いの工務店と同じことを言ってるじゃないか」と思うでしょう。でもそういうことではないのです。

ベッドの周囲や、洗面脱衣には見事に熱いくらいの床暖が張り巡らされています。それにプラスして本体が見えないように隠された業務用のダクト式のエアコンが窓際直上から見事に噴出されています。トイレには500Wものデロンギヒーターがご丁寧に置かれており、エアコンの設定温度は23℃に設定されています。これは見ただけで住宅の設計やさんではない、普段ビルの設備設計をしている技術者が計画した暖房計画であるということが一目でわかります。

これだけの暖房設備のイニシャルコスト、そしてこれだけの暖房温度を維持する光熱費は一泊9万円というコストだからこそ実現できる芸当です。あれほど断熱性能が低い住宅をあそこまで見事に暖かくしてしまう「プロの設備設計」のテクニックには正直驚かされました・・・わたしのように「住宅設計屋にしては多少断熱に詳しい・・・」と言われている人間とは次元が違う思いさえしました。

 ところで「トイレに500Wのデロンギ・・・」というのはいつも私が講演で話している内容なので笑ってしまいました。しかもつけっぱなしでも居室に比べると明らかに寒い・・・。たった1畳のトイレを温めるために500Wのデロンギを24時間つけっぱなしにするわけです。しかもそれでも少々寒い・・・。ひるがえって私どもが設計している住宅だと70畳くらいあって陽が落ちている間だけ1000W程度で暖房し、昼間は無暖房でも家全体を20℃に保つことができる・・・。一般人が前者を選んではいけないのは自明なのに、世間ではほとんどの住宅が前者の状態になっています。

 さらにもうひとつ・・・暖かいのは暖かいのですが、低断熱を無理やり力技で暖めているので風量が多く、その結果騒音がうるさく,空気も乾いてしまっています。相当量の加湿をしなければ、あの乾燥感は解消できないでしょうし、仮にできたとしてもあの静寂な雰囲気にあれだけ風の音がしたら台無しです。先月オーストリアの高断熱スキーロッジで体験した自然の中での真の静寂とは似ても似つかないレベル差でした。

 もうひとつ気になったこと。テーブルや家具類もいわゆる「貼物」が多いのは本当に残念でした。安旅館ならいざしらず、高級旅館でこれはないと思いました。一流料理店に行ったら冷凍食品が出されているようなものですから・・・。それに加えて今後のことも気になりました。本物の家具等は年数が経つと年数なりの味わいが出てきます。しかしながら、貼物は出来た瞬間が一番きれいです。ここ数年は星のリゾート人気はとどまるところを知りませんが、あれだけ貼りものだらけだと数年後には陳腐化してくるのではないかと思いました。

 とはいえ、建物のまずさを覆い隠すほどサービスは良かったと思います。建物への期待も大きかっただけに厳しいコメントになりましたが、一般の方が普通に観光として訪れるには申し分ないのではないかと思います。

 ただ、改めて思ったことは、自然と建築を満喫する高級旅館という意味ではやはり昔から何度か行っている高知県のオーベルジュ土佐山の方がはるかにレベルが高いということでした。もう一度改めて行ってみようと思いました。

 星のやのあと、内藤廣さんが設計した和菓子の老舗「虎屋」に行きましたが、これは打って変わってディティールの塊のような建築でした。断熱こそ全くダメですが、それ以外のディティールは先日の竹中大工道具館に勝るとも劣らずという感じでさすが!!と唸らされる出来栄えでした。

 最近建築家も確実に二分された感がありますね。SANAA、隈研吾さんといった絵だけ書いて奇抜な空間をつくり、エネルギーを大量消費する上、雨漏りも多く、5年も経たないうちにボロボロになってしまうような建築家(しかしこちらの方が有名かつちやほやされている)

逆に日建設計、竹中工務店という超技術集団なのにデザインセンスも持ち合わせているスーパー建築家集団、小規模事務所なのに全物件強烈なディティールに支えられている内藤廣さん・・・、意匠建築家なのに断熱や気密にも本当に力を入れているみかんぐみの竹内昌義さん本当はこういった方々こそ、もっともっと取り上げられないといけないのですが、今までの日本の意匠建築業界は単なる「奇抜度合コンテスト」でした。これからの前者による不具合もネットで調べればすぐに分かる時代となっています。エンジニアリングを含むトータルデザインこそが建築家の本分であると思います。そういう意味ではこれから後者の建築家が強くなる時代がくることを願うばかりです。
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この記事のコメント

嫉妬ですかね?
2015-03-14 Sat 18:42 | | #-[ 内容変更] | top↑
星のやファンの方から御社のブログ日記について内容の質問があり拝読いたしました。宿泊の感想につきましてはお客様それぞれの個人的見解ですのでしかたがありませんが、間違った事実に基づいております部分につきましては、ご説明させていただき、このコメントを残していただくか、ご理解いただけましたら訂正をお願いしたくこの文章をお送りいたします。

私は3つの『星のや』を設計いたしました東環境・建築研究所の東です。『星のや京都』は古い日本建築を改修したものです。ご存知のとおり、昔の日本建築は真壁でできており、実際、改修以前この建物は真壁でした。真壁は柱を内外にだし、壁の部分は竹などの小舞壁を下地に外部内部を佐官で仕上げているため、もちろん断熱はもともとありませんし、この建物ができたときには断熱材自体も世の中にはなかったと思います。
しかしながら、『星のや京都』としての改修には、一部の和室として残すと決めた部屋以外は内装側を大壁にし(柱を隠し、壁をふかして新たに仕上げをする)、壁にも断熱をいたしております。また、屋根裏の空間にも断熱材を敷き込んでおります。床下にも断熱材をいれております。また、居室(和室や寝室)はペアガラスになっており、寝室や書斎の床には床暖房も設置しております。つまり、『ほとんど無断熱』の建物ではございません。『ほとんど断熱を行っている』建物です。
もともと、長い年月の中でアルミサッシや新建材(木風のフェイクの仕上げなど)が混ざってきており、そういったものをすべて排除し、本来の日本家屋の魅力に修正することが私の目的でしたので、アルミ建具は木製建具にもどしております。「星のや軽井沢」では、高気密木製建具を使っておりますが、既存の日本家屋には重量的にも、また、目的にも過剰と判断しましたが、できる限りの断熱性能は確保しております。

暖かいことに驚かれたとかかれておりますが、それは、断熱をしていないという誤解からの内容だと思います。また、私どもも設備設計もビルなどの設計を主としているわけでなく、私も住宅を多く設計しておりますことも付け加えさせていただきます。
住宅はいつも使われる方の嗜好に対応すればよいのですが、宿泊施設は、寒さに強い方、弱い方、暑がりの方いろいろな方が毎晩宿泊をされますので、その対応を考えますと、本来、設備的には住宅と比較することはできないかと思います。
私どもの常識から言えば、ダクト式のエアコンは宿泊施設では効率からいってもグレードの高いやり方であり、とくに窓際にあれば、コールドドラフトもふせげ、効果的です。住宅では、それだけの予算もありませんし、壁掛けエアコンや輻射暖房(断熱を含め)で住まい手の一番快適なところを狙えばよいのですが、そうはいかないのが宿泊施設です。

『星のや軽井沢』(JIA環境賞をいただいております)に宿泊いただければ、輻射暖房を主として(しかも全体消費エネルギーの7割以上が地熱、温泉排熱、水力発電)いる環境をご経験いただけます。古い日本家屋の良さを残すことを主眼としている京都では、エネルギーの考え方は違う旨お伝えいたします。

次に、『貼りもの』とおっしゃっている家具についてです。家具のほとんどは、『星のや』の家具、京都で訪問されたという内藤さんの『虎屋カフェ』の家具も作っている工場と直接コラボしているものです。
木も植林をしてリサイクル可能とはいえ、無尽蔵に使えるものではありません。また、無垢には良さと難しさがあります。私どもは、無垢と練りつけ、厚単板貼りなど、使われる場所や大きさで使いわけております。京都の家具は、神代杉や松など日本の造作で使われる系統の樹種をつかっております。練りつけは一般的なものより厚いものをいつも使っております。私の住んでおります『塔の家』にも樹種は違いますがヨーロピアンチェリーの練りつけの家具(同じ家具工場の製作)が入っておりますが、今やきれいな飴色になっております。つまり、入った時が一番きれいなことを狙ったいるつもりはありませんし、将来において、味がでてくることを考えておりますので、誤解のないように申し上げます。

建築家あるいは設計士が他の人が設計した作品を批評するときには内容をきちんと理解をして責任をもった内容であるべきです。生半可な思い込みからくる情報でブログをアップされますと大変迷惑であることはご理解いただけるのではないかと思います。本来の目的は、ご自分の考え方のための比較例としてあげられたのでしょうが、間違った思い込みの記載は私どもといたしましては大変迷惑です。すでに本当なのかという問い合わせまでありましたので、誤解を生むような内容はご自重いただきますようお願いいたします。
質問などございましたら、ご連絡いただければご説明いたします。

東利恵
2015-03-16 Mon 10:39 | | 東利恵 #-[ 内容変更] | top↑
星のやファンの方から御社のブログ日記について内容の質問があり拝読いたしました。宿泊の感想につきましてはお客様それぞれの個人的見解ですのでしかたがありませんが、間違った事実に基づいております部分につきましては、ご説明させていただき、このコメントを残していただくか、ご理解いただけましたら訂正をお願いしたくこの文章をお送りいたします。

私は3つの『星のや』を設計いたしました東環境・建築研究所の東です。『星のや京都』は古い日本建築を改修したものです。ご存知のとおり、昔の日本建築は真壁でできており、実際、改修以前この建物は真壁でした。真壁は柱を内外にだし、壁の部分は竹などの小舞壁を下地に外部内部を佐官で仕上げているため、もちろん断熱はもともとありませんし、この建物ができたときには断熱材自体も世の中にはなかったと思います。
しかしながら、『星のや京都』としての改修には、一部の和室として残すと決めた部屋以外は内装側を大壁にし(柱を隠し、壁をふかして新たに仕上げをする)、壁にも断熱をいたしております。また、屋根裏の空間にも断熱材を敷き込んでおります。床下にも断熱材をいれております。また、居室(和室や寝室)はペアガラスになっており、寝室や書斎の床には床暖房も設置しております。つまり、『ほとんど無断熱』の建物ではございません。『ほとんど断熱を行っている』建物です。
もともと、長い年月の中でアルミサッシや新建材(木風のフェイクの仕上げなど)が混ざってきており、そういったものをすべて排除し、本来の日本家屋の魅力に修正することが私の目的でしたので、アルミ建具は木製建具にもどしております。「星のや軽井沢」では、高気密木製建具を使っておりますが、既存の日本家屋には重量的にも、また、目的にも過剰と判断しましたが、できる限りの断熱性能は確保しております。

暖かいことに驚かれたとかかれておりますが、それは、断熱をしていないという誤解からの内容だと思います。また、私どもも設備設計もビルなどの設計を主としているわけでなく、私も住宅を多く設計しておりますことも付け加えさせていただきます。
住宅はいつも使われる方の嗜好に対応すればよいのですが、宿泊施設は、寒さに強い方、弱い方、暑がりの方いろいろな方が毎晩宿泊をされますので、その対応を考えますと、本来、設備的には住宅と比較することはできないかと思います。
私どもの常識から言えば、ダクト式のエアコンは宿泊施設では効率からいってもグレードの高いやり方であり、とくに窓際にあれば、コールドドラフトもふせげ、効果的です。住宅では、それだけの予算もありませんし、壁掛けエアコンや輻射暖房(断熱を含め)で住まい手の一番快適なところを狙えばよいのですが、そうはいかないのが宿泊施設です。

『星のや軽井沢』(JIA環境賞をいただいております)に宿泊いただければ、輻射暖房を主として(しかも全体消費エネルギーの7割以上が地熱、温泉排熱、水力発電)いる環境をご経験いただけます。古い日本家屋の良さを残すことを主眼としている京都では、エネルギーの考え方は違う旨お伝えいたします。

次に、『貼りもの』とおっしゃっている家具についてです。家具のほとんどは、『星のや』の家具、京都で訪問されたという内藤さんの『虎屋カフェ』の家具も作っている工場と直接コラボしているものです。
木も植林をしてリサイクル可能とはいえ、無尽蔵に使えるものではありません。また、無垢には良さと難しさがあります。私どもは、無垢と練りつけ、厚単板貼りなど、使われる場所や大きさで使いわけております。京都の家具は、神代杉や松など日本の造作で使われる系統の樹種をつかっております。練りつけは一般的なものより厚いものをいつも使っております。私の住んでおります『塔の家』にも樹種は違いますがヨーロピアンチェリーの練りつけの家具(同じ家具工場の製作)が入っておりますが、今やきれいな飴色になっております。つまり、入った時が一番きれいなことを狙ったいるつもりはありませんし、将来において、味がでてくることを考えておりますので、誤解のないように申し上げます。

建築家あるいは設計士が他の人が設計した作品を批評するときには内容をきちんと理解をして責任をもった内容であるべきです。生半可な思い込みからくる情報でブログをアップされますと大変迷惑であることはご理解いただけるのではないかと思います。本来の目的は、ご自分の考え方のための比較例としてあげられたのでしょうが、間違った思い込みの記載は私どもといたしましては大変迷惑です。すでに本当なのかという問い合わせまでありましたので、誤解を生むような内容はご自重いただきますようお願いいたします。
質問などございましたら、ご連絡いただければご説明いたします。

東利恵
2015-03-16 Mon 10:56 | | 東利恵 #-[ 内容変更] | top↑
窓が変わると日本の家は変わる!
本当にその通りだと思います。

だったら、口だけではなく(今回のように
人の作った建物を批判するだけでなく)

自身の知識と知恵を活かして
ご自身で新しい窓を作ったらいいのでは
ないでしょうか?

窓は断熱の知識だけでは設計できません。
期待してお待ちしています。

2015-03-17 Tue 10:53 | | とら猫 #HfMzn2gY[ 内容変更] | top↑
つまるところ、無断熱ではなく、無気密だったということですかね。
ちなみに省エネ等級3以下はスカスカで実質無断熱状態ですね。
近々軽井沢に参りますがそちらは是非楽しみにいたしております。
高いお金出して皆泊まるので職業は兎も角批評は自由でしょうし。

追記:軽井沢は一転なのか、温熱面は木製トリプルのヘーベシーベに熱源に床暖房、さらにバックアップに壁掛けエアコン、サッシ下のがらりに放熱器?というまだ寒さ残る軽井沢でも暖かすぎるぐらいの環境でした。実際、床暖房のみで、エアコンも止め放熱器もつけてませんが十分でした。その他ランドスケイプや照明計画など個人的には見どころが多かったと思います。ただメインダイニングが上から覗けるのは私なら好まないので、逆に上はクラブラウンジのようでよかったです。
2015-03-19 Thu 11:58 | | ホウ酸屋 #ycS9IfAg[ 内容変更] | top↑
まず、最初に返答が遅くなったことお詫び申し上げます。コメントがつくことが滅多にないので、確認していなかったところ知人から教えてもらってコメントを頂いていることに気がついた次第です。それと、誤った点があったこともお詫び申し上げます。その点に関してはブログでも是正コメントを出したいと思います。正直、ご本人からこのようなコメントを頂くようなことになるとは全く思っておりませんでした。しかも、実名を出しての正々堂々とした反論には頭が下がりました。
その上で私の改めての見解を申し上げたいと思います。まず最初に「ほぼ」と書いてあります。当然、図面を見られるわけではありません。よって目視と体感でしか判断することができません。また、私は高断熱の世界の人間であり、その尺度から見た「ほぼ無断熱」という解釈であることもご理解いただければと思います。
体感した感じでは屋根と床下はおそらくある程度は入っているだろう。壁に関しては全くわからないという感覚を受けました。
また、そもそもあのような伝統的な宿に断熱性能を求めて伺ったわけではありません。超高級伝統建築を最近話題の建築家&星のリゾートのコンビがどのような設計をしているのかを勉強するために高い宿泊料を支払って、社員のうち4名の業務を2日も停めて行きました。
当社は10名ほどの設計事務所ですが、設計事務所が4名を引き連れて2日業務を止めて、10万近い宿泊料を支払う・・・。この時点で当然ながら期待値のレベルはかなり上がってしまいます。
私達は普段は2000万から3000万程度の住宅の仕事が量的には最も多い事務所です。まれに住宅でも5000万オーバー、たまには1億超えの施設が来るという程度で東様のような大きく、かつ予算が比較的潤沢な仕事はほとんどありません。
しかしながら、今回伺うことで、自分たちとは次元の違う設計及び、ディティールの中に2000から3000万の住宅んい落とし込めるエッセンスがなにかあるのではないか。また、そういった住宅の設計をする上でも自分たちのセンス向上になる要素があるのではないか・・・。そのような期待を込めて伺った次第です。
それが当初の目的であったため、あれだけ古い木造建築なのにあそこまで暖かくできていることに関して、本当に驚かされたのです。それも窓に関しては木製の製作シングルガラスであったから余計に衝撃的でした。窓際があれだけ断熱的に劣っている設計をあそこまでの温熱環境に持っていくということは私の常識にはありませんでした。ですから素直に驚かされたわけです。
家具に関してですが、私もメラミン等は好きではありません。しかし、表面厚さが2mm以上あるような厚板であれば、貼りものといっても別にそれほど嫌な気はしません。有名な工場で作られたものだということで、デザイン的にも悪いとは思いませんでしたが、多人数の利用を想定してなのか、表面加工がほとんどウレタン塗装的な質感を感じました。木材の資源的な側面などは当然こちらも重々承知しております。しかし、1泊10万程度取るということは、私がいうのもなんですが、燃費や環境といったこととは別次元にした圧倒的な質感を期待してしまうものです。我々が普段体験している日常とは別次元の高級感を社員にも経験んさせてあげたい。そこで、目を養ってもらいたい。それを期待していった私の感覚を元に書いた文章であるということをご理解いただければと思います。
 
 ということで、断熱批判をするものでは決してありませんでした。また、10万円という金額設定でなく、3万とか4万という設定であれば、評価が全く異なっていたと思います。

この記事を書くにあたり、その1ヶ月前くらいにオーストリアの超高断熱ロッジに3泊ほどしてきました。見た目や広さは星のや京都に大きく劣りますが、温熱環境は本当に素晴らしく、無音かつパジャマだけ、裸足でも全く寒さを感じない本当に素晴らしい温熱環境でした。しかしながら、宿泊費用は星のやよりも圧倒的に安く、そのギャップから批評が厳しくなってしまったことは、東さんには全く関係のないことであり、私が反省すべき点であると思います。

 なお、追記ですが、今日明日と偶然ですが星のや軽井沢に宿泊させていただきます。僭越かつ恐縮ではありますが、これに関しては社内で私だけが土日と月曜の午前中をつぶして向学のために伺います。新築と改修ではやれることのレベルが大きく異なるので、改めてニュートラルな視点で拝見したいと思っております。

ご迷惑をおかけしたこと、ご気分を害されたことに関してあらてめてお詫び申し上げます。
2015-03-21 Sat 09:23 | | 松尾 和也 #-[ 内容変更] | top↑
> まず、最初に返答が遅くなったことお詫び申し上げます。コメントがつくことが滅多にないので、確認していなかったところ知人から教えてもらってコメントを頂いていることに気がついた次第です。それと、誤った点があったこともお詫び申し上げます。その点に関してはブログでも是正コメントを出したいと思います。正直、ご本人からこのようなコメントを頂くようなことになるとは全く思っておりませんでした。しかも、実名を出しての正々堂々とした反論には頭が下がりました。

> その上で私の改めての見解を申し上げたいと思います。まず最初に「ほぼ」と書いてあります。当然、図面を見られるわけではありません。よって目視と体感でしか判断することができません。また、私は高断熱の世界の人間であり、その尺度から見た「ほぼ無断熱」という解釈であることもご理解いただければと思います。
> 体感した感じでは屋根と床下はおそらくある程度は入っているだろう。壁に関しては全くわからないという感覚を受けました。

> また、そもそもあのような伝統的な宿に断熱性能を求めて伺ったわけではありません。超高級伝統建築を最近話題の建築家&星のリゾートのコンビがどのような設計をしているのかを勉強するために高い宿泊料を支払って、社員のうち4名の業務を2日もとめて行きました。

> 当社は10名ほどの設計事務所ですが、設計事務所が4名を引き連れて2日業務を止めて、10万近い宿泊料を支払う・・・。この時点で当然ながら期待値のレベルはかなり上がってしまいます。

> 私達は普段は2000万から3000万程度の住宅の仕事が量的には最も多い事務所です。まれに住宅でも5000万オーバー、たまには1億超えの施設が来るという程度で東様のような大きく、かつ予算が比較的潤沢な仕事はほとんどありません。ただ、住宅設計の世界と施設設計の世界の空調の設計方式が違うことくらいは当然
承知しております。

> 今回伺うことで、自分たちとは次元の違う設計及び、ディティールの中に2000から3000万の住宅に落とし込めるエッセンスがなにかあるのではないか。また、そういった住宅の設計をする上でも自分たちのセンス向上になる要素があるのではないか・・・。そのような期待を込めて伺った次第です。
> それが当初の目的であったため、あれだけ古い木造建築なのにあそこまで暖かくできていることに関して、本当に驚かされたのです。それも窓に関しては木製の製作シングルガラスであったから余計に衝撃的でした。窓があれだけ断熱的に劣っている設計をあそこまでの温熱環境に持っていくということは私の常識にはありませんでした。ですから素直に驚かされたわけです。ああいった、古民家的な建物においてあのような窓仕様にされたことは、デザイン優先であることから特に異論はありません。(できれば、ペアガラスにはすればよかったとは思いました。)

> 家具に関してですが、私もメラミン等は好きではありません。しかし、表面厚さが2mm以上あるような厚板であれば、貼りものといっても別にそれほど嫌な気はしません。有名な工場で作られたものだということで、デザイン的にも悪いとは思いませんでしたが、多人数の利用を想定してなのか、表面加工がほとんどウレタン塗装的な質感を感じました。木材の資源的な側面などは当然こちらも重々承知しております。しかし、1泊10万程度取るということは、私がいうのもなんですが、燃費や環境といったこととは別次元にした圧倒的な質感を期待してしまうものです。我々が普段体験している日常とは別次元の高級感を社員にも経験させてあげたい。そこで、目を養ってもらいたい。それを期待していった私の感覚を元に書いた文章であるということをご理解いただければと思います。
>  
>  ということで、断熱批判をするものでは決してありませんでした。また、10万円という金額設定でなく、3万とか4万という設定であれば、評価が全く異なっていたと思います。
>
> この記事を書くにあたり、その1ヶ月前くらいにオーストリアの超高断熱ロッジに3泊ほどしてきました。見た目や広さは星のや京都に大きく劣りますが、温熱環境は本当に素晴らしく、無音かつパジャマだけ、裸足でも全く寒さを感じない本当に素晴らしい温熱環境でした。しかしながら、宿泊費用は星のやよりも圧倒的に安く、そのギャップから批評が厳しくなってしまったことは、東さんには全く関係のないことであり、私が反省すべき点であると思います。
>
>  なお、追記ですが、今日明日と偶然ですが星のや軽井沢に宿泊させていただきます。僭越かつ恐縮ではありますが、これに関しては社内で私だけが土日と月曜の午前中をつぶして向学のために伺います。新築と改修ではやれることのレベルが大きく異なるので、改めてニュートラルな視点で拝見したいと思っております。
>
> ご迷惑をおかけしたこと、ご気分を害されたことに関してあらてめてお詫び申し上げます。
2015-03-21 Sat 10:12 | | 松尾設計室 松尾和也 #-[ 内容変更] | top↑
いや〜これはひどいブログですね。当方ブログでもこれは取り上げたいと思います。

世界基準って一体何ですか???

ヨーロッパの様な建造物を日本に作ることでしょうか???

そのヨーロッパ風のネーミングを付けた宿泊施設を絶賛してますね?ただ景観は酷いですよあれ。

自然を満喫すること、豊かな自然と建造物をマッチングさせることは別次元の話かと思いますよ?

1960年迄美しかった京都も高断熱を謳う醜いコンクリートの箱や、テカテカの新建材アンバランスで酷い景観になりました。

貴方のような美に対するセンスがない人間が、日本の伝統、文化を、これからも破壊していくのでしょう。
2016-11-28 Mon 22:50 | | 日本の伝統美を守ろう! #M8Cf/v42[ 内容変更] | top↑
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