兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

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「関西はとにかく蒸し暑い」という噂は本当か?

「関西はとにかく蒸し暑い」という噂は本当か?

昨日のブログで自治体別暑さランキングを発表しました。

温度はあれで比較できたのですが、暑さは温度だけで決まるものではありません。
むしろ湿度の影響の方が大きいと言っても過言ではありません。

そこで東京、大阪、神戸、京都の4都市の平均気温、平均相対湿度、平均絶対湿度を
比較してみました。

まずは温度からです。
温度表
温度グラフ

これを見ると関西は東京に比べて夏は約1℃暑く、冬はほんのすこしだけ暖かいということが読み取れます。しかしながら、それほどものすごい差があるようには見受けられません。

次に相対湿度です。
相対湿度表
相対湿度グラフ

相対湿度は温度によってころころ変わるものなので本当にあてにしにくい指標です。
しかも一般家庭の場合は湿度計そのものが正確ではありませんし、設置する高さが1m違うだけでも
全然違う値が出ます。このデータだけを見ていると関西なら年中60~75%と15%しか変わらないように
しか見えません。これで、感覚がつかめなくなる方がほとんどです。
ただ、このデータで特徴的なのは東京は冬場の水分が関西に比べて明らかに少ないということです。
これは私もいままで気付かなかったポイントです。

ここまでのデータは本やネットでもよく見かけるところです。

ここから下は私が自分でひとつひとつ換算した少々手間のかかったデータです。
絶対湿度表
絶対湿度グラフ

まず、一目見て分かるのは冬の絶対湿度は3g/kg程度なのに対し、夏の絶対湿度は17g/kgあたり
であるということです。これは空気1kgあたり(体積なら0.83㎥ほど)水分がどれだけ含まれているか
を示していますが、夏は冬の6倍近くの水分が含まれていることがわかります。
これで実感とピッタリ合うかと思います。

グラフ内に加湿が必要となるライン(7g/kg以下)と、除湿が必要となるライン(13g/kg以上)の線も
付け加えました。これを見ると日本で加湿も除湿も必要ないのは4月中旬から6月の梅雨入りまで
9月下旬から11月上旬までの極めて短い期間しかないことが読み取れます。

次に特徴的なところだけ青で塗りつぶしてみました。やはり相対湿度のデータに出ていたように東京の冬は関西より
明らかに乾燥しています。また特に大阪の夏は強烈に蒸し暑く、神戸もそれに匹敵することが読み取れます。
東京はそれに比べるとかなりマシですが、同じく蒸し暑いと言われる京都の水分量が東京より少なかった
ことは意外でした。

実務者の方はぜひご自分のエリアがどの程度の状況にあるのか?
客観的に掴んでおくことをおすすめします。








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