兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

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「人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病」は最高に面白い本でした!!

「人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病」は最高に面白い本でした!!

もう読み終わってから1ヶ月以上経つと思いますが、ぜひ紹介したいのがこの本です。
著者はハーバード大学の人類進化生物学の教授で
最近徐々に流行りつつあるベアフットランニング(裸足でのランニング)
のブームの火付け役になった方です。
以前に「Born to run」(人は走るために生まれた)という
本を紹介したことがありましたが、あの本の元になったのもこの先生です。
http://matsuosekkei.blog85.fc2.com/blog-entry-1781.html

上記の本でも相当、目からウロコだったのですが、今回の本もそれと同等かそれ以上に
素晴らしい内容でした。

まとめるとこんな感じです。
・人がチンパンジーと別れたのは約600万年前

・最初の人類はできるかぎり果実で腹を満たしていたと考えられる。いざというときには
 木質の茎などのしつこく噛まないと噛みきれない固い繊維質の食物でも食べられる個体の
 方が有利になった

・二足歩行は四足歩行に対して消費エネルギーが1/4まで節約できる

・速さ、力、敏捷さをあきらめるのと引き換えに長距離ランナーとなり、道具もつくるようになった。

・二足歩行に移行したことで足首の捻挫、腰痛、膝痛などが発生するようになった

・260万年前から肉を食べ始めたと考えられる。 
 今現在熱帯地方の狩猟採集民は肉が食事の1/3を占める。(温帯だともっと多い)

・肉は同じ量の人参に比べて5倍のエネルギーが得られるだけでなく、必須タンパク質と脂肪もとれる
 その他亜鉛、鉄分等栄養の宝庫であった

・高い鼻は長距離歩行中も身体を涼しく保つのに役立つ

・現存する人間は30万年前から20万年前のアフリカ(コンゴのあたり)に端を発する

・10万年前から8万年前にアフリカを出て各地に分散した

・最初の人類集団は3000人以下だった

・現代人の全員が2から5%程度のネアンデルタール人の遺伝子が含まれている

・立つことができるようになった結果、喉の形状が話すことに適した形状となった

・初期人類は1日15kmほど身体を動かしていたとかんがえられる

・ジャレド・ダイアモンドに言わせれば農業は「人類最大の過ち」だった
 濃厚牧畜民は狩猟採集民よりも多くの食物を手に入れられる。かわりに
 食事の質は低く天候によっては飢餓に見舞われる機会も増える。
 また人口密度が高いため、感染症も流行りやすくなった。

・今私達を苦しめているミスマッチ病(運動不足、糖分過多、食物繊維不足等による様々な病気)
 の大半は狩猟採集から農業への移行に端を発している

・狩猟採集民の食生活は植物だけでも何十種類もの種をきせつにあわせて摂取する。
 対照的に、農民は植物の質と多様性を犠牲にして量を優先する。結果としてビタミンやミネラルが
 圧倒的に少なくなった。

・狩猟採集民が餓死する確率は農民より何桁も低かったと考えられる

・狩猟採集民は澱粉をほどんととらなかったので、ほとんど虫歯がなかった。(2%)ところが
 農耕をしはじめてから、虫歯が急増した。(13%以上)

・初期の農民の時点から炭水化物による糖質過多による糖尿病が発生していたと考えられる

・農民の身体活動レベルは農機具がなかったことから狩猟採集民より少しだけ高かった。

・農業による永住はゴミや糞便の場所を固定化することになり不潔さを冗長した。その結果伝染病も広がりやすくなった

・狩猟採集民は平均的なアメリカ人に比べて炭水化物は7,8割
 糖類は1割、食物繊維は5倍から10倍、ビタミンCは5倍から17倍、Dは20倍
 ナトリウム(塩分)は3割、カリウム(野菜、果物)は5倍程度摂取していた
 (多分、そういう栄養配分に基づいて人間の体は進化していると考えられる)

・焚き木や外の音、そばで寝ている人の音、睡眠環境はある程度音がするのが一般的だった。
 (車の助手席や電車の中が寝やすいことからも納得!)

・年齢によって睡眠時間帯が異なるのは、部族で生きながらえるときに、外敵から身を守る
 ための防衛手段であったのかもしれない

・同じ甘いものでも、果物とお菓子では食物繊維の有無が異なる。食物繊維がある分
 果物は血糖値があがりにくい。(とはいえあがる)

などなど・・・・

まだまだ、面白いことがたくさん載っていますが、全部書いてしまうと読む価値がなくなってしまいます。
今の栄養学の観点だけでは分からない、人間が真にあるべき姿が分かるような気がする本です。
また、ご先祖様がどのように生き延びてきたのかという究極の歴史書であるとも言えるでしょう。

今年読んだ本の中ではベスト1と言ってもいい本だと思います。

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