兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

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サトヤマヴィレッジまで一緒に見学に行きました。

2017年10月12日 9:20
サトヤマヴィレッジまで一緒に見学に行きました。
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http://satoyama.s-concept.co.jp/concept/

ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国の戸建住宅では緑に囲まれている
というのが当たり前です。いつも行く度にその美しさに癒やされると同時に
圧倒されます。

日本の団地は長方形に区画を割って、それぞれがブロック塀とアルミカーポートで仕切ってしまう上に植栽が少ない。。。その上に乾式サイディングと半外付サッシ、電線によって景観もへったくれもない・・・というのが実情です。

10年ほど前に滋賀県の小舟木エコ村にてこのような現状を打破しようと色々
試みましたが、金銭面だけでなく、法的なしがらみも多く本当に思っていた事全てが実現できたわけではありませんでした。

そんな中で今回見学させていただいたサトヤマヴィレッジは凄かった。。。

「よく日本でここまで出来たな」

というのが正直な感想でした。

このプロジェクトをとりまとめたエス・コンセプトの馬越社長自らにご案内
していただきましたが、色々とおもしろい話が聞けました。

・こんなにすごい団地なのになぜあまりメディアに出てないのか?
「この団地は建築分野ともランドスケープの分野ともちょっと違うらしいです」

・住民は月4000円の管理費用を支払っている

・夏は周囲に比べて2℃ほど気温が低くなっている

・季節がよく、蚊がいない時期は中央の雑木林で皆でよくBBQをやっている。またお父さん同士の仲が非常に良い

・これだけやるにはかなりの外構、植栽費用がかかりませんでしたか?
「道路を整備するコストと相殺しているので全然そんなことはありません」

・森が安定するまで5年位かかった。最初の年はある虫が大量発生したと思ったら次の年はまた違う虫が・・・とか最初はクローバーが20cmくらいまでぼうぼうになったが、その後は自滅して、今は綺麗に苔が生えている。

・自然な広葉樹の雑木林になるように、実際の山から多様性を保ったまま様々な樹木を5mくらいの高さの状態で移設した。山の木は密集した状態でうわっているので背は高くても直径が小さく、まとめて大量に運びやすかった。現地にゆったり植えると、高さは伸びずとも直径が大きくなる方向に育ってきた

などなど、本当に素晴らしいなと思いました。

馬越社長ご自身が農学部の出身ということもあり、木に対する深い愛情と知識があるからこそ出来たプロジェクトだと思いました。建っている住宅はメーカーの普通の住宅が多いですが、植栽がそれぞれのファサードを分断する効果もあいまって、町並が整って見えるようにしているところも秀逸でした。

これは住宅会社、建築系メディアの方は一度見ておいた方がいいです。
ただし、勝手に内部に入ると通報されるのでご注意を!!

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