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兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」設計事務所です。

秋になってくると不思議に思うこと

10月1日

秋になってくると不思議に思うことがあります。

直接風の冷房だと大半の方が不快に感じるのに、秋の24℃とかの風は心地よく感じるのはなぜだろうと。。。??

夏は自分の周囲の6面の平均温度(平均放射温度)が30℃以上といったように結構高めです。それに対してエアコンの冷風は吹き出し口のところだと15℃等結構低めです。エアコンから離れるほど中和されますが、それでも風の勢いが生きているうちは
20℃程度はあることが多いように思います。

風によって熱を奪われる(受け取る)ことを対流といいます。

それに対して6面から電磁波の形で熱を受け取る(奪われる)ことを放射(輻射)といいます。

最も簡単な体感温度の指標は
(室温(対流)+平均放射温度)÷2
で計算します。これを作用温度といいます。

この作用温度が24℃くらいの状況が暑さも寒さも感じにくいもっとも理想的な状況です。

ただ、同じ作用温度でも対流24℃、放射24℃のほうが
対流20℃、放射28℃のように乖離している状況よりも圧倒的に快適です。冬に関してはこれは特によく知られた常識で、断熱を強
化すればするほどこの温度差は0に近づきます。

冷房に関してはこの概念が強く言われることは少なかったように思います。でも、冷房に関してもやはり同じだと思います。平均放射温度が秋になって下がってきた。風の温度もほとんど平均放射温度と変わらない。。。この状況を人間は「心地よい」と感じるのだと思います。

夏の室内でこれに近い状況を実現するためには何をおいても
日射遮蔽、そして屋根の高断熱化、最後に外壁を黒くしない。

このあたりだと思います。

夏でも冬でもそうですが、平均放射温度と室温の乖離が大きいと脳が「暑いのか寒いのかどっちなんだ!?」となるんだと思います。それを不快と感じる。。。これはいつも講演でお伝えしてきたことですが、これもたぶん間違ってないと思います。


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