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兵庫県の注文住宅建築設計事務所 松尾設計室のブログ

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悪者になりがちなグラスウール・・・

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悪者になりがちなグラスウール・・・
5年ほど前から今のような「断熱・デザイン・自然素材のバランスを考える」というコンセプトの
元に自然素材を多用した高断熱高気密であることを前提としてデザイン性を追求した住まいを
つくり続けてきました。

こういう住宅を始めたばかりのころは、理論的な自信はあっても施工レベルまで含めた確信を
持つことができなかったので高価ではあるのですが外断熱工法を採用してきました。

外断熱工法の一番のメリットはなんといっても「誰がやってもきちんとした性能が出やすい」
ということにつきます。巷には「外断熱でなければ駄目である」的な論調がよく見受けられますが
木造住宅においては決してそうでもありません。(鉄骨造や鉄筋コンクリート造においては真実)

詳しくはホームページにも書いてあります。
http://www.matsuosekkei.com/2-1A.htm

充填断熱でも設計、施工ともにきちんとできていれば性能はちゃんと確保できますし、
外断熱オンリーの本に書いてあるような被害も起きません。

その証拠に最も結露の被害が起こりやすく、かつ寒さも厳しい北海道ではグラスウールの
充填断熱が最も普及しています。それで問題も起こっていません。
(これは設計・施工ともきちんとなされている場合の話です)

この充填断熱の中でもグラスウールという言葉を聞くだけで
「悪者」というイメージが住宅購入を考えている消費者の間には
蔓延しています。

こうなったのには理由はいろいろあります。
・どの断熱材メーカーも自社の製品の良さを強調するために
 自社製品のいいところだけを他社と比較してきた。その対象が
 最も普及しているグラスウールであることが多いためグラスウールは劣っているように見える。
 どの断熱材にも評価項目によって得手不得手はありますが自社に有利な項目だけ提示する
 ということです。

・上述の通り、設計・施工の両方がきちんとしていればトラブルが起こることはないが
 片方でも失敗すると内部結露等のトラブルが起こることがあり、そこばかりが取り上げられた。

・さらに、20年以上前の結露の原理、結露が起こらないような断面構成が確立されていなかったこ 
 ろ。さらに、今の高性能グラスウール16kから比べると相当スカスカな10kというグラスウールを用いて
 起こった「黒くカビが生えてずり落ちる」という、はるか昔に解決した問題の写真を大々的に掲載
 している。

・同じ性能あたりのコストが最も安いのはグラスウールもしくはロックウールであるため
 高いものを売るためには安いものを攻撃する必要があった。しかもこれらの素材は以前から
 使われておりシェアも高いので新参勢力がこの牙城を切り崩していくために、大量の
 宣伝広告を行った。

・上記のようなグラスウールにとっては批判広告ともいえる内容が掲載されてもグラスウール業界は
 同等の広告費をかけて反論してこなかった。

以上のようなことが悪者という印象を多くの人が抱く原因となっています。

ですが、グラスウールは使い方さえ間違えなければ間違いなく
コストあたりの性能は最も高い商品です。だからこそ当社が最も
よく利用しているのです。

たとえば外断熱で2500万でQ値2.6の建物があるとすれば
同じ価格でグラスウール充填断熱ならばQ値2.4の家を建てることも
可能です。

もしくは同じQ値ならばその分建物のコストを下げるということもできます。

しかもグラスウールにも他の材料にはない長所があります。
・価格が安い
・燃えにくい
・火事になっても有毒ガスは出ない
・リサイクル建材である

宣伝広告がここまで込み入ってくると、なにが正しいのかを見分けるのは
本当に難しい世の中になってしまいました。
 
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